cocoa
元々声劇台本として作ったものなので、こっちの方が自分なりに書き残しやすいなと。
前に小説verで作ったものは、なんちゃってプロローグとして残しておきます(笑)
友人:テスト期間も終わったことだし、カラオケ行かない?きよ子もどう?
きよ子:ごめん。これから用事があって。
友人:そう、じゃあまた明日。
きよ子:(昨日はいなかったから、今日はいるかも。)
山崎:いらっしゃいませ。ご注文はお決まりですか?
きよ子:(居た!)...ココアをひとつ。
山崎:かしこまりました。お席までお運びいたしますので、お待ち下さい。
きよ子:(やっぱり、目で追っちゃうな。)
きよ子:行きつけのカフェで働いている定員さん。ザキチャンって呼ばれてるから、その名前しか知らないけど。
友達には秘密にしている。このカフェのこと。だってお客さん、みんなあの人に声をかけまくるから、ファンをこれ以上増やしたくない。
山崎:お待たせしました。
きよ子:どっどうも。
山崎:紙の本、お好きなんですね。いつも読んでるなーって。
きよ子:はい!その、本を開くのが好きで。
山崎:ああわかりますって、俺は電子で読む派なんですけどね 笑
店長:ザキチャン、レジ頼むー
山崎:はーい!それじゃごゆっくり。
きよ子:(...会話してたよわたし...あの人、本を読む人には見えないから意外だったなぁ)
きよ子:結局あの一瞬しか話せなかった...明日もいるのかな。
店長:今日もあの子来てたね。
山崎:あの情熱的なお客さんですか?
店長:いやいや。おとなしい女子高生がいたでしょ。
山崎:あーあの子...明日も来るのかな...?