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女嫌いの引きニートが異世界で美少女勇者になる話   作者: かけだし ゆたんぽ
第一章この世界を理解しよう。
13/15

異世界初心者の俺が神様とお勉強?その2

マリアは何処から持ってきたのかわからない(というかこの世界にもあるのか?)キャスター付き黒板に簡単な地図を書き込んで地理(というかこの世界の国々の)説明をする。

黒板に書かれた大陸はどことなく日本列島ににている気がする。

「これがこの世界のおおまかな大陸です。あなたも気づいた通り日本列島に似ています。気候帯もほぼ同じです。」

「俺が今いるのはどのあたりなんだ?」

「我々がいるソビュエル王国は中央大陸に所属しています。場所で言いますと…あなたの元の世界の「東京」に位置します。」

ここです。と言って大きな黒板いっぱいに書かれた大陸のソビュエル王国の位置にビー玉位の円を書く。

「ちっちゃ!」

「人間の王国は普通こんなものです。各地に点々とある村や町をまとめ、魔物から警備するのが王国というまとまりです。故に王国の納める範囲はそれほど大きくありません。王国の警備する地域を含めるとこのくらいですかね。」

ビー玉の円を囲むように少し大きめの円を書く。

「更に各地の王国を書き込むと…」

マリアは元の日本の京都、青森、沖縄の位置に同じようにビー玉サイズの円を書いていく。

「まじかよ…」

この世界の人間の立場ってそんなに弱いのか!?

「そして魔族にも国がありクロンヴァール帝国といいます。この国は人間にあまり友好的ではありません。」

そう言ってマリアは北海道にあたる地域に卓球に使うピンポン玉の二倍位のサイズの円を書き込む。

「でかっ!?そんなに規模が違うのか!?」

「人間は各地に散っていますが魔族は思想によって二つに別れて住む国を決めていますから。人間に友好的かそうでないか。」

「クロンヴァールは非友好的、友好的な奴等は?」

「人間に友好的な魔族は人間と連合国を築き、連合国アストラッドに暮らしています。」

マリアは九州地方にあたる地域全体を円で囲む。

「いやでかすぎるだろ!」

「魔族と人間が共存していますから。」

俺はまじまじと黒板の地図をみつめる。

(南に行くほど人の国や友好的な国が多い…つまりこの世界は南下するほど安全ってことか?)

「まぁ、細かいことを言えば少し違いますがだいたいはその解釈で問題ありません。」

「勝手に心を読むな!」

「では、次に通貨についてです。」

「だから無視すんな!」

「この世界の通貨はあなたの世界の物とほぼ同じです。ブロンズ(十円)、シルバー(百円)、ゴールド(五百円)という3つの硬貨で取り引きが行われます。ですが、物価がまるで違うので買い物の時は注意してください。」

「へぇ~…まぁ、なんとなくわかった。」

(ってことにしとこう。)

「これでこの世界の説明の基本は終わりです。」

「えっ…「基本」?」

「まだまだ説明することは、たっ……くさんありますから。」

「はあ!?あれだけ話してか!?」

「まだまだ全然説明し足りません。」

「冗談じゃねぇ!いい加減派手なバトルとか、ギャグとか、恋とか、いろいろ無いと飽きられるぞ!」

「誰に飽きられると言うのです?」

「そりゃあ…まぁともかく置いといて、まだ話すのかよ!」

その後時間的にほぼ丸一日

応用編なる授業は続いた………………………………






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