学級委員
「Page not found.」
「あれ!この間は見れたのに。」
「画面更新してもダメか?」
佐竹は体を乗り出して言った。
「ダメみたいだ。まあ、ディスクに元データがあるから、コピーするよ。」
と、昭二が話している途中に割り込むように
「そのソフトは、少し先しかわからないのか?」佐竹は焚き付けるように言った。
「まだ、あんまり動かしていないから、そんなに聞かれてもわからないよ。とりあえず、コピーするからインストールしてみてよ。」
「ああ、わかった。とりあえずディスクに焼いてくれよ。」
昭二は、ディスクをハードディスクにコピーした後、ブランクディスクを取りだし、パソコンにセットしなおした。そのまま、書き込みの処理が行われ、完了と同時にトレイが開いた。
「じゃ、このディスクを渡すから、見てみてくれ。」昭二はそう言って、佐竹に渡した。
暫くして、パソコンの画面が砂嵐のようになった。一斉に皆の視線はパソコンの画面に向かった。
昭二は、キーボードを触ったり、マウスを動かしたりしてみたが、その後勝手に電源が切れてしまった。
「今のはウイルスか?」佐竹は言った。
「こんな現象今までに見たことないぞ」
昭二はそう言ってパソコンの電源をオンにした。
カタカタと音を立て、見慣れた画面が表示された。
「何も変なとこないよな。」佐竹は画面を見ながら呟いた。
「いや、さっきディスクにコピーしたディスクのイメージファイルが消えてる!」
「何処にもない。」
昭二は、パソコンのフォルダを手当たり次第開きながら言った。
「取り敢えずパソコンの中を今日はチェックするから、佐竹は家でディスク見てくれよ。」
「わかった、取り敢えず今日は解散するか」
佐竹はそう言って、そのまま解散になった。
夜になって、佐竹から電話がかかってきた。
「あのディスク、何も入ってなかったんだ!」
「ええ?」思わず聞き返した。
「この電話の前に昭二にも電話したけど、昭二も結局データが見つからなかったって。」
「じゃ、結局あのソフトは昭二の持っていたディスクしか無いんだね?」
「それが、あの後アプリも起動しなく‥いや、ディスクのデータも削除されてたみたいだ。」
「これって、あきらくんのソフトと関係あるのかな?」
「今は、全く解らないな。とりあえず明日、学校で。」
そう言って、佐竹は電話を切った。
翌朝、学校にはあきらくんの姿はなかった。
佐竹は、「あきら、何か巻き込まれたのか?」
そう言いながら、昭二と僕のもとにやって来た。
昭二は「あの、ソフトの事と関係あるんかな?とにかく、放課後、あきらのところに行こう!」そう言って、佐竹と教室を出ていった。
このすぐ後に、学級委員の千崎さんが話しかけてきた。「赤車くん、金星くんのこと何か聞いてる?先生のところにも連絡ないみたいだし。」
「えっ、どうして僕に聞くの?」思わずそう答えた。
「だってあなたは、最近四人でいつもこそこそやってるじゃない。」
「いや、こそこそはしてないけど‥。僕らも、心配だから、今日の放課後家に行くんだよ。」
「そうなんだ。うん。じゃ、私も行くから!」
えっ?と言う間もなく、千崎さんは、席に戻っていった。
放課後になり、佐竹と昭二がやって来た。
佐竹が「じゃ、行こうか。」と言うのを遮って、「じゃ、行きましょう~」と千崎さんが割り込んできた。




