ソフト
昭二は「家の用事で、どこか行ってるのか。」と言った。
「でもそれなら、学校に連絡入れないか?」佐竹は言った。
昭二は
「たしかに、先生も連絡来ていないと言っていたしな。」
「まあ、家で時間つぶして、夕方もう一度来てみよう。」といった。
3人は仕方なく、その場を離れた。
昭二の家に着くと、早速佐竹が切り出した。
「昨日言ってたソフト・・見せてくれよ」
「ああ、ちょと準備するから待って」
そういって昭二はCDをガサガサと箱から取り出した。
CDをPCにセットして、しばらくするとこの前見た画面と
よく似た画面が表示された。
昭二は「この画面だよ」と、おもむろに画面の真ん中を指差した。
そこには「NEWYORK」の文字があった。
たしかに画面の雰囲気は似ている。
文字がすべて英語だったので一瞬2人は戸惑った。
昭二は、画面の右を指差しながら
「ここ」「ここ見てよ」といいいながらマウスでボタンをクリックした。
画面が再度読み込まれ、表示が日本語に切り替わった。
「おお~」二人とも声を上げていた。
昭二は、画面を見ながら
「ここに野球のスコアがあるだろ」
「もうじき9回裏が終わる。テレビ付けて衛星の野球チャンネルにしてみて」
そういってテレビのリモコンを佐竹に渡した。
佐竹がテレビを付けると野球のチャンネルになっていた。
ヤンキースとレッドソックスの試合で9回裏で2対4。
レッドソックスが押している試合だ。2アウトで、1、3塁にランナーがいた。
昭二は「画面のここを見ていて」そういって画面を指差した。
そのとき、野球のスコアが更新された。
「ヤンキース 対 レッドソックス 5-4 でヤンキース勝利」
と表示された。
すぐに振り返ってテレビを見ると、ホームランでランナー走っていた。
ただ、同時と言うより先に画面に表示されたようにも感じた。
「な。な。すごいだろこれ!」昭二は顔を赤めながら話した。
佐竹は「確かにすごいな。これ、誰でも手に入るのか?」と言った。
昭二は「ソフトはダウンロードできるぞ」
そういいながら、昭二はパソコンを操作し始めた。
「ここだ、このリンクの先がこのソフトを配信しているところだ」
そういって、リンクにマウスをあわせた。
「いくぞ!」
昭二は、リンクをクリックした。




