不在
学校が終わり、3人は校門前に集まっていた。
佐竹が話し出した
「あきら、学校に来なかったけど、どうしたんだ?」
昭二は
「俺も知らないんだ。家に行って見るか?」
「どうせ、俺のところ行くにしても、途中なんだしさ。」
と言った。
「そうだな。」
歩きながら昭二は
「あきらって、時々何考えてるかわからないよな。」と言った。
佐竹と僕は、アカシックの話を聞いていたのでそれに対しては
特に意識はしていなかったが
佐竹は「まあ、転校して来てからそんなに時間もたっていないからな」
「そのうち、解るだろ。」とさわりの無い返事をした。
昭二は振り返りながら
「あのさぁ」
「アカシックプログラムって、本当にあきらが製作に関わっているのかな」
「俺さ、ネットの噂でこれから起こることまで書いてるバージョンがあるって
聞いたことがあるんだ。」
佐竹と僕は顔を見合わせた。
「だから、あきらは何かそのこと知っているんじゃないかと思って。」
佐竹は「未来のこと?」と聞き返した。
「そうさ、これから起こることがわかる・・」
と言い終わる前に3人はあきらくんの家の前に到着した。
「まあ、あきらに聞いて見るか。」と言って昭二はインターホンを押した。
応答が無いので、もう一度インターホンを押した。
が、やはり応答が無い。家の中に誰かいる雰囲気も無い
昭二は「家にいないのか」と言った。
佐竹は「仕方ない。昭二の家に行くか。」
そういって、歩き出そうとしたとき隣の家から
6歳くらいだろうか、笑顔をうかべた子供が出てきた。
「あきらにいちゃんのお友達?」
僕は少しかがんで「うん。そうだよ。」と答えた。
子供は「ふーん。」
「おいにちゃんは、今日の朝、赤い服の女の人と一緒に車で出て行ったよ。」と言った




