昭二
佐竹は続けて
「この世界自体がプログラムだとしたら。。。」
言い終わるのを待たず、
「あり得ない事じゃないと思うよ。」と昭二は言った。
「だって、こんなに沢山の人がいるのに、自分と関わりがあるのは、すごく少ないし。」
「周りが、作り物でも気が付かないんじゃないかな。」
「ついていない日は、何をしても上手くいかなかったり、その逆もあるよね。」
「普段から、周りをよく見てれば、ここがなんらかの影響を受けていると考えることは不思議じゃないよ。」
「偶然は、必然なんじゃないかって思うことも俺はあるよ。」
少し笑って話している様に見えた。
あきらくんは、佐竹のほうに目を向けた。
あまりに、昭二がすんなり受け入れてしまった事もあり、しばらく沈黙が続いた。
・・・・
しばらくして、昭二が口を開いた。
「それで、その話がどうだって言うんだい?」
あきらくんが少し前のめりになって昭二に対面した。
「突拍子もないことで、意味がわからないかもしれないんだけど・・・。」
といいかけた時、昭二は
「作られた世界っていうなら、作ったのは誰なんだろ?」
と聞き返してきた。
あきらくんは、
「そのことなんだけど、実は僕が関与しているんだ。」
と言った。
昭二が「佐竹や、赤車は関係ないの?」と言い
あきらくんは「この話をする前に、同じことを打ち明けたんだ。」とだけ言った。
佐竹は言い直すことはせず、うなずいていたので僕も相槌をうった。
昭二は「でもさ、そんな実感全くないし、それなら俺たちは何者なんだ?」
「佐竹はこの話、どう思ってるんだ?」と言った。
佐竹は、あきらくんの話にあわせる様に
「俺も混乱しているんだ。」
「もしそうなら、俺たちって自分の意思とかないってことだろ。」
「こうして話していることも、すでに決まってるってことだと考えると、もう分けがわからないよ。」
昭二も続けて「なにか、確認する方法とかはないの?」
「関与って、何にどう関与してるって言うんだい?」とあきらくんをみながら言った。
あきらくんは「あまり詳しく話せないけど・・・・」
「1つ見てもらいたいものがあるんだ。それを見てもらえれば、少し理解してもらえるんじゃないかな。」
と言った。
「じゃ、早速それを見せてくれよ。」
あきらくんは「わかった、じゃ皆で一緒に来てくれるかな?」
といって、立ち上がった。




