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ソースコード  作者: 臥聖
15/20

打明け

佐竹は「昭二がどうかしたんですか?」と睦先生に聞いた。


「え~、雅山くんですが」

「え~、ご両親が急遽海外に行かれることになったんです。」


あきらくんが「え?!じゃ、彼も一緒に?」


佐竹とあきらくんは顔を見合わせた。


「え、いや~、雅山君は残ると聞いているが、いろいろ不自由だと思って。」

「君たちには連絡はいってないのかい?」


「僕たちも話があって、これから行こうかと思っていたんです。」

あきらくんは言った。


「え~、そうなんですね。まだ学校にいるかもしれませんね。」

「廊下から君たちが見えたから・・・。」

と先生が言うのを遮って


「じゃ、ちょっと探しに行きます。」と佐竹は言って、校内へ向かった。


僕は考えながら歩いていた

普段なら、なんかタイミングよく物事が起こった。偶然になにか起こった。

と言う風に考えるが、コーダーの事を聞いてから、全部物事に意味があるのかと・・

でも、そう考えると関連する範囲が狭すぎるんじゃないかとも・・・


少なくとも学校の知識の中では、地球は丸くて、でかいし、いっぱい人がいる。

なのに、自分が関われる範囲は本当に狭いと感じていた。



佐竹が急に立ち止まった。



「昭二?」とつぶやいて、下駄箱のほうを指差した。

いつも明るい彼が、なにか悲しそうに見えた。


「あ、みんな・・」

「みんなでどうしたんだ?」明るくつくろっている感じの昭二だった。


あきらくんは「先生から、ご両親のことを聞いたから・・・」


と言いかけたとき

昭二は「違うんじゃないんのかい?」と聞き返してきた。


僕は、何か昭二は知っているのか?関わっているのか?と思える発言に思えた。


「え・・」あきらくんは言葉に詰まった。

「いや、本当にそうだよ。でも、それともう一つ話しておきたいことがあるんだ。」


そういってあきらくんは佐竹のほうを向いてうなづいた。


「わ、どうしんたんだ。急にかしこまって。」

いつもの昭二の口調に戻っていた。


「まあ、ここじゃなんだから、うちに来る?」

「どうせ、気兼ねしなくていいからさ。」


「昭二の家で話そう。」佐竹はそういって、僕のほうを向いた。

「そっ、そうだね。」僕も相槌を打った。



しばらく歩いて、昭二の家が見えてきた。

「やっぱり、でかいなぁ。」佐竹は言った。


家の前に着くと、「じゃ、こっちに。」昭二は手招きした。


前来た時と同じ、広い部屋に通された。


「前も、ご両親旅行に行って、あえなかったね。」と僕は言った。


昭二は、少し間をとって

「結構、出ていることが多いんだ。」とだけ言った。


あまり、話したくなさそうだったのでこれ以上は聞かなかった。


「で、話ってなんだい?」


佐竹は「これから話すことは、突拍子も無いことだけど、聞いてほしい。」

そういって、昭二の前に座った。


昭二も、雰囲気が真剣だったので、茶化さず「わかった。」とだけ言った。


「もし、この世界が実在しなくて、作られたものだとしたら?」

佐竹は昭二に問いかけた。

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