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再会は不幸の始まり

さて、俺は今学校の始業式にいるはずだ。…はずなんだけど。


隆一

「何これ?」


目の前には円型のテーブル、そしてその上には豪華な料理。

え〜と、場所間違えた?

しかし始業式が開始される時間になると…。


校長

「やー新規入学生の諸君、まずは入学おめでとう。私がこの学校の校長だ。」


やけにテンションが高いじいさんがステージ上に出てきた。


校長

「まずはこの学校の仕組みを教えよう。これを見ろ!」


校長が示した画面が光出し、映像が流れた。

内容は学校の制度と校則が簡単にまとめられていた。はしょって説明すると、まず一年以内に担い手はパートナーの武器と組まないと留年、二年続けて組めなかったら退学になるらしい。

武器はパートナーがいようがいまいが関係ないらしいが、担い手がいないと評価は悪くなるらしい。

そしてパートナーを組む時は互いのクリスタルを軽く当てるだけでいいそうだ。一人の担い手に最高で3人の武器と組める。

あと、組んだ担い手と武器の部屋は担い手の部屋に同室する。

ちなみに学校の監視体制は完璧だから男女が同室になっても、間違えが起こったことは無いらしい。


隆一

「だから部屋の構造が4人部屋だったのか…。」


最初に抱いていた疑問が消えた。


隆一

「で、目の前のこれはなんのためだろう…。」


始業式なのに、まるでパーティー会場のようになっているのは今だにわからない。


校長

「それではこれから交流会を始めるぞ。これを期にパートナーを見つけるんだな。」


言い終わると校長はステージ上から姿を消した。

代わりに周りにいた先生たちが説明を始めた。簡単に言うと、食べてながら、互いに話て、交流を深めろとのこと。

俺はとくに話す気にならないから食べることに専念した。


隆一

「この肉美味いな。」


適当に料理をかき集めて、食べ始めた。


???

「ねぇ、ちょっといい?」


誰かに肩を叩かれた。


隆一

「ん?はい、なんですか?」


振り向きながら答えたら…。


???

「あ、やっぱり隆一だー。」


隆一

「…そうゆうお前は沙耶か。」


目の前にいるのは幼馴染みの林沙耶(はやし さや)だった。


沙耶

「相手が私ってわかった瞬間敬語使うの止めたでしょ。」


隆一

「今さら沙耶相手に敬語は使わん。」


沙耶とは家が近くで昔はよく遊んだが、歳を重ねるごとに疎遠になっていた。


男子生徒A

「林さん、知り合い?」


男子生徒B

「そんなやつより俺たちと話しませんか?」


キザやろうが2人来た。

沙耶は見た目は綺麗で美人だから男子が寄って来るんだろう。


沙耶

「悪いけど私はこの人と組むことにしたから。」


そう言うと沙耶は俺の手を掴み、自分のクリスタルに俺のクリスタルを軽く当てた。

するとクリスタルに字が浮かび上がった。おそらく俺の武器として登録されたんだろう。

それをみたキザやろうは舌打ちしてからその場を去った


隆一

「…よく俺が担い手ってわかったな。」


沙耶

「当たり前でしょ。私を誰だと思ってるの?」


隆一

「へいへいそーでした。そーでしたっと。」


沙耶は勘だけは良い。

今までそれを俺は見ている。


沙耶

「てか、三年ぶりに会ったんだから何か言うこと無いの?」


隆一

「やー久しぶり、綺麗になったねー。(棒読み)」


沙耶

「ふざけているでしょ。」


隆一

「怒りやすいのは三年前と一緒かよ…。って!」


俺の頭の中に悪い知らせが走った。


隆一

「…お前、俺と同室かよ…。」


沙耶

「ふふふ〜、よろしくね〜。」


なぜそんなに笑顔なんだ…。俺はこれからのことが心配で不安なんだよ。とくに俺の身が。





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