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詩文毒症  作者: 夜霧ランプ
4/25

Killer supper

殺人者って言われない方法で

月のまあるい夜でした


質疑応答は止みました


ぼやけている目の前に


焦点当てるヒカリゴケ


決着のつかない裁判は


明日に持ち越してしまいます


いいえ 24時を過ぎましたので


既に今日は昨日の明日


どうにも間に合わなかったかと


項垂れる執行人達は


ぶらぶらと揺れている


奇妙な果実が幾つかを


数えて壁に印を描いてます


その月のノルマはあと6つ


26人のようでした


昨日クリアできなかった


一人を含めそこなった


裁判官達の「尋問」が


足りなかったのだとぼやき


その日の執行人達は


また新しい「尋問」の


道具を考案するのです


遅めのサパーにスープを啜り

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