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詩文毒症  作者: 夜霧ランプ
22/25

平和の日の午後

ベリーピースフルな話だね

 それは深い森の中だ


 行き先知れずの迷路が続く


 行きどまりに行きついたのに


 背後から何かが追ってくるって


 捕まりたくないと騒いでも


 そいつはどんどん迫って来る


 悪夢のような気持ちがすると


 語るけれどもそいつはどうも


 名前も知らない奴なんだ


 確かにそいつの後ろの方を


 歩幅を合わせて歩いていたが


 追いかけられているのだと


 思い違える程


 良い言い方をすれば傲慢な奴だ


 特別何があったって言うんだ


 自信家って言うのはいつでも


 自分が主人公の物語を


 考え続けているんだねぇって


 呆れてしまった赤ずきんは


 怯えている狼を


 持っていたナイフで刺しましたとさ


 毛皮をはいでおばあさんの家への


 贈り物にしましたとさ


 人間達にとっては


 なんにも起りはしませんでした


 めでたしめでたしと言う所

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