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詩文毒症  作者: 夜霧ランプ
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内証的訴訟

不自由な普通さを求められるのは今も

 酔狂ってやつさ

 聖人になったんだって

 十四歳の頃に

 十年間神様をやって

 飽きたから辞めたって

 気の触れた話を

 たくさん使いつくして

 伏線の収集が

 つかなくなったから病めるって


 どうだっていいって言って

 見ないふりしてあげているのは

 どうやら必要無いみたいなんだ

 僕は意外と優しくて

 関節で外れない指輪みたいなんだ

 

 積み木は積み上げたら崩さなきゃ


 なんか知らないけどさ

 僕に関わってくる「大人」な奴等

 それが「普通」だって言ってさ

 血液の使い方を変えたんだって

 おっしゃっていらっしゃるんだ


 気が違ってるって言葉 どう言う意味か知ってる?


 You have to marrigeって

 イカレかけてるママが言うんだ

 あんた等を見てて「普通」になりたくなるような

 Kidじゃないんだ


今日も奴は吠えている

「強くなって『普通』になって

 未来の子供を作りなさぁぁぁい」ってさ


 今の時代はみんなが自由だって

 誰が言い出した嘘なんだろうって

 鼻で笑える燃えクズが飛散


 酔狂ってやつさ

 狂人になったんだって

 二十四の頃にさ

 十年間 多重人格気取ってさ

 今どこで何をしているか

 さっぱり分からないけれど

 伏線の収集が

 つかなくなったら已めるかもね

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