レッツ転生
休みなので連日投稿できた
「 私は数多の世界の管理人の1人。貴方達の、神様みたいな存在です。とはいっても創った訳ではないのですが…まあ本題なのですが、貴方の破いた本は橋架けの書というもので貴重な物。そんな代物を破くなんて言語道断。どうしてくれんの!」
いきなり頭上に降ってきてこの仕打ちかよ…
「…とは言いますが神様?そんな貴重な代物ならこんな一般市民の部屋に出さないで欲しいのですが…そもそもこの本、このページだけほぼ破れてましたよ?それをやぶくなと言う方が難しいです、、」
「そ、それはしょうがないじゃない。だってちょうどいい枕だったから使ってたら落っことしちゃって(ゴニョゴニョ…)」
なにか聞こえた気がした。
「ま、まあ経緯はともかく破いたのが貴方なのだから責任は貴方にあるわ!本来ならあなたはこのまま地獄へ真っ逆さまだけどチャンスをあげる。少しばかり私に協力してちょうだい」
なんという理不尽!俺が何かしたか?いままであまり世間に貢献などしてなかったけど、昨日落ちてた財布の中身が5000円だけだからそのまま頂戴したけど、だからって俺はないんじゃないのだろうか…
「実は世界というのはあなたが現在暮らしている世界、、の他にも存在するの。まあ早い話が異世界ね。その異世界のうちいくつかに行ってもらって色んなことをしてきて欲しいの」
まさかの超展開。まさか本当にそんな夢物語が存在していたとは…色々疑うべき所があるだろうが、だって?もちろんあるさ。いきなり現れた、姿さえ見えない奴に異世界に行って頂戴♡なんて言われても頭のおかしい人だと思われるのが当たり前。当たり前ではあるのだが、アニメ好きで、知らない本が降って、中から声が聞こえる。これ以上に信じる理由が必要だろうか?いや、否だ。否である!なんか強引な気もするが大学に行き、帰って飯を食って寝るだけの生活を続けるくらいならむしろ願ったり叶ったりだ!
「まずはトリトンという世界にr」
「全くしょうがねえなぁぁぁ!破いちゃったもんは仕方ないしいっちょ行ってやりますか!異世界に!それで?そんな異世界に転生されるんだ。何か特殊な能力の1つでもあるんでしょ?無限に蘇生できるとかか?それともとてつもない力を秘めた右腕か?どうなんです??ん??」
異世界と聞いてワクワクが止まらない。
「も、もちろんあなたに強大な力があるのは確かね。まず、命ある者はその世界に留まるための”存在エネルギー”というのがあるの。あなたはその存在量が他より圧倒的に多いわ。だからその存在エネルギーを使って様々なことに使えるわ。例えば、さっき言ったような強大な力を秘めたりもね。けどそのような能力を得るには転生中にしなければいけない。だから一度転生するときに一度のみ。しかもどのような能力かは分からない。完全にランダムよ。まあ変な能力はつかないと思うから心配しないで!」
「ランダムか、、まあそれはそれで面白そうじゃん。でもその存在エネルギーを使ったら危ないんじゃないのか?死んだりしない?」
せっかく異世界に行っても”瀕死”にでもなったりしたら元も子もない。
「そこは心配しないで。存在量が減ると勝手に溜まって行ってまた元どうりになるわ。」
「そうか、それはよかった。で?どうやっていくんだ?」
まあだいたいは想像がつくのだが、、
「その橋架けの書があなたを異世界へと導いてくれるわ。もう準備ができてるなら早速転生できるけど、どうする?」
そりゃあもちろん、
「転生してくれ。俺がチート能力でどんな世界でも救ってみせるさ!」
何をするか、何も言われてないのに、、気分が高ぶっている自分は脳内変換で勝手に世界を救うとかとんでもない勘違いをしていた。が、神はあえて触れない
「じゃあいくわね、『橋架けの書よ、その者を帝国世界、エンペラーへと導きたまえ』」
本ののどの部分から漏れ出していた光が強くなっていく。と、共に体が本に吸い込まれてゆく。遂に俺も異世界デビューを果たすのだ!
と思われた。このまま全身が本に呑み込まれるかと思いきやまるで、掃除機におもちゃが引っかかったかのように顔でつっかえて呑み込みが止まった。
「い、痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!!ちょっ、つっかえてるつっかえてる!!」
おでこを中心にバキュームのように吸い上げられる
「あ、あなたの存在量が多すぎてゲートをくぐれないのだわ!これじゃ転生できない!」
そんなバカな、、、
閲覧、ありがとうございます。
ぶっちゃけ、最後のシーンを描きたかっただけです。はい。この先なんとなぁぁぁっぁぁぁぁくしか考えていません!
実は人物名とか地名とか、考えるのってすごい苦手なのですよ。けど物語は描きたい!他の方々は一体どう付けているのやら…
あと、似たような題名を見つけたので題名変更いたします。名前に特に意味は、無い。