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ぼっちを好むやつもいるんです

作者:ほざお
 教室の隅で一人、誰にも相手にされず、たった一人で真琴は孤独に生きる。何をするわけでも無く、人生を惰性に過ごし、楽しそうに笑う彼らを見ては、一笑に付す。
 リア充への憧れ? あるわけがない。
 有象無象の大半が過ごしている日常生活に憧れるくらいなら、ぼっちと呼ばれる人間の方が世間からすればずっと少ない。つまり、彼は希少種なのである。リア充などよりもよほど特別な存在だ。
 え、違う? そんなことは無い。少なくとも真琴はそう考えている。

「ねーねー、織田。焼きそばパン買ってきてよ~」
「知るか、自分で買いに行け」

 にもかかわらず、リア充集団の一人、咲間響が声をかけてくる。意味が分からない。放っておけ、と真琴が言うと、彼女は突如として語りだした。

「私もさぁ、中学の時一人だったから」
「知らんがな。お前と一緒にすんな」
「あー、ひっどっ! 人が折角気ぃ遣ってんのにぃ~!」

 真琴は思う。ホント、好きでぼっち貫いてる奴もいるんだよ、と。
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