【7】保健の授業
こんにちは!今回は保健の授業についてです。
ついにあの子の正体も?!
どうぞ楽しんで読んでくれればいいです(^^)
〔次の日〕
僕は、また登校している。
(あ~、めんどくせ!!)
「う~ん。今日はゲイ校でも行こうかな。あ~、どうしよう。」
(やめとけ、やめとけ。)
「やめといたら?」
「うん。..ん?」
目の前には野奈がいた。
「うわっ、野奈だったんだ。」
「うん。あ、やめといたら?ゲイ校。」
「え?」(おまえ、知ってんの?)
「だから、やめといたら?あそこ、評判悪いよ。」
「そうなのか?ってか、野奈ってゲイ校知ってたんだ。」
「ううん。知らないよ。」
「え?じゃあなんでゲイ校の話を?」
「あぁ、『知らないよ』ってのは行ったことないってこと。」
「そうなんだ。」
「てか、どっちにしろゲイじゃないし。ここは行くの?」
「う..。」
(ちょっと待てよ?)
僕は真剣に考えた。
これは言っていいのか?加月君に怒られるのではないか?久弥さんにも嫌われて二度と会ってもらえないかも。
そんなとき、後ろに誰かいる気配がした。
「え?」
「どうしたの?」
「あ、いや..ちょっと..ね。」
ギュ!!
「うわっ!」
「おはよ♡ここ」
(これは..あの時の!!)
「おぉ!かっきーじゃん!」
後ろには加月君がいた。
「またやってんの?加月君。」
その後ろには、久弥さんが歩いて来ていた。
「か..づき..くん?」
ぼくは横目で加月君を見て言った。
「あ、ごめんね。ここっ、ほら朝からテンションが..ね!」
「そうなんだ。あ、早くいかなきゃね。」
そう。
僕たちは、学校の道路でいつも会う。もちろん、周りの人にも見られている。
「あ、さあ、三人ともいこ?」
「うん。そうだね。ここっ♡」
「うん。」
「うん。」
〔一時校目〕
「はい。今日の一時校目、二時校目は保健についてです。」
僕たちは男。女子たちは女。
つまり、別れての授業。
ちなみに男たちは、教室。
ドキドキ...。
「今回はどんなやつなんなんだろね。」
加月君はにっこり笑顔で言う。
「そうだね。ここは男の事わかってる?」
「え?!」
(おいおいおいおいおいおい!なんてこと言うんだよ!)
「ふふっ♡かわいい!じゃあ、今度教えてあ・げ・る♡」
キュン.....♡
この時、僕の心の中は天国で満ちていた。鼻血が出るほどの恥と感動と恥を味わっている。
「う..うん。ぜひ...。」
「うん!ふふっ♡今度のゲイ校でね♡」
(ドクドクドクドクドクドク!や、やばい..!というか、..ハンパない!!)
その時、先生がしゃべり始める。
「はい。では、今回は...」
一方、女の子たちは..
「はい!では、今回は女の子で一か月に一度は来る生理についてです。」
「はーい!!」
みんなはそう言っている。
私は、楠原久弥。
今は、一年の中で一度はする女の子についての授業を保健室にて受けてます。
(あ~!もう無理!!)
そうなのです。(っていうのも、変か。)
私は正式な女。ですが..
実は私は男ではなく女が好きなのです。とことなく女を愛してしまうのです。
※前の方の作品では、ゲイではないとは言いましたが、レズビアンです。
ご了承ください。
だから、この授業になると興奮してたまらなくなってしまうのです!
いまだにそれを茲君にも、加月君にも気付かれてないのですが..。
(まぁ、そのほうがいいけど(笑))
「はい。では、この図を見てください。」
(あ~!やめてー!そんなんみたら..むりだー!むりだー!)
キーンコーンカーンコーン..
(終わったー!!)
私はそう心の中で叫んだ。あぁ、光栄なことだ。
「あ、はい。では、今日は終わりです。」
「ふぅ~、やっと終わったー!」と思った時だった。
「せんせー!」
一人の女の子が手を上げた。
「はい。何ですか?」
「チャイム、一回しか鳴ってないですので、休み時間ってことですよね?」
「あ、はい。そうですね。先生も間違えていました。教えてくれてありがとう!」
「ははっ!ホント、おっちょこちょいですね。」
ハハハハハハハハハハ!!
と、みんなは笑う。だが、私は笑わない。というかむしろ迷惑だ。
(なんなんだ。おまえ!せっかくのチャンスが!)
〔二時校目〕
さてさて、一方の男の子は..
じーー!!
「ほぉ。」(加月君の横顔..良い絵だな~。)
「ん?」
彼がこっちを向く。
「あ、何でもないよ。」
僕は急いで前を向く。
「ふふっ♡」
と、加月君は言う。
「うん..。」
僕は思わず笑ってしまう。
「先生!ちょっといいですか?」
「なんだ。柿の葉。質問なら最後でいいか。」
かずき君は手を上げる。
「違うんです。トイレ、トイレいいですか?」
「おう。行ってきなさい。」
「行こっ!ここ。」
「え?!っあ、うん..。」(ほえ!?)
〔ろうか〕
僕たちは、トイレに向かう。
「ふふっ♡ほらっ。」
ギュ。っと、僕の手を握る。
「加月くん、ぼくトイレいかないよ。」
「だよね。」
「えっ?」
「だって、あの空気から出たかっただけだもん。」
「そーなんだ…。」
「あ、そうだ。」
彼はそういうと僕に近づいてきた。
「え?!なに...?」
「いいから♡ここ、こっち向いて。」
「へ、へっ?」
トコトコトコ...
(なになに?!?!か、加月君..僕に何をしようと?)
トコトコトコ...
つづく
どうでしたでしょうか。
次回はどんな展開になるのでしょうか。
コメント、ヨロシクオネガイシマス!
さゆきちでした。