【6】学校と僕。それから..
こんにちは!どうぞお楽しみください。
〔次の日〕
ピヨピヨピヨピヨ~~♪♪
おはよう、みなさん。朝です。朝なんです。
僕はいつものように登校しております。(あ~めんどくせ。)
昨日のシチューはうまかった。今日は、行こうかな。ゲイ校。
それともやめるか。(うん!うん!それが良い!行かなくていいよ!笑笑)
それもありか..な。
「よし!決めた!」
〔登校〕
おはよ~おはよ~
「あ、おはよう。」
とにかく、いろんな人に話しかける。
「あ、保野倉。おはよう。」
「おはよう。牧くん。」
あー、良いもんだな。おはよう。良い言葉だ。
(うん。それ思った。良い言葉だ。)
「お~!ここ~!!」
(何者!お前は何者だ。僕に話しかけるなんて。ここ、なんて言う奴はあいつしかいない!!)
ぼくは、まさか!と振り返った。
「え、え~~!!おまえ..。」
(おまえ..だったのか。振り返って損した..。)
僕が見たのは加月君..ではない。
中学の時からずっと一緒にいた、親友の野奈だった。
「よっ!ここっ!」
「よっ!っじゃねーよ!!」
野奈は女の子みたいな名前だけど実は男。恰好もショートカットで女子みたい。
「ん?なんかへん?」
「ううん。変じゃないよ。」
「だよね~!ここのほうが変だもん。」
「は?一言多い!」
「えへへっ!あ、柿ノ葉くん見なかった?待ち合わせしてたんだけど。」
「え?!加月君と??」
(おいおい?なんなんだ。この男。加月君とどういう関係なんだ?んぁ?どうなんだこら!何とか言ってみろ!..もしや、野奈も..ゲイ?)
すると、野奈が叫んだ。
「かっきー!!!!」
野奈の手をふる方には加月君とくみさんが歩いていた。
「おぉー!野奈。遅くなった。」
「ううん。そんな。あれ?そちらは彼女?」
すると、くみさんは動揺しているようだ。
「..え??あたしのこと言ってる..?」
「へい。そうです。」
「へい、って..。あ、違うよ。」
そのとき、僕と加月君との目がぴったりあった。
「ここ~~!!」
(なんだ?なんだ?加月くーん!君はなぜ走っている?)
かずき君は僕に向かって走ってくる。
僕に向かって走ってくーーるーー!
ぎゅーー!!!
「う、わぁ!」
思わず言ってしまった。
「おはよ♡ここ♡」
僕の耳元でそうつぶやいた。
キュン♡
「おお、おおおお、おはようっ!加月君。」
(なんなんだーーーーーーーーーーーーーーー!この気持ちはーーーーー!)
すると、加月君は僕と離れて言った。
「さぁ、行こう。」
キュン♡
「うん。」
(ん?この音は何なんだ。耳鳴りか?)
すると、野奈がぼくに向かって走ってくる。
「ん~~!置いてくな!わがはいを~!!」
すると、加月君が言う。
「いくぞ!野奈、くみ。」
「ふふっ。はいよ!」
くみさんはそういうと走ってくる。
かずき君は僕に肩組をしてきた。
「そして、ここ♡一緒にいこ♡」
「う、うん...。」
キュン♡キュン♡..キュンキュンキュンキュン.....♡♡♡♡♡
(ついていきます!加月様!僕はあなたについていくよ!)
〔教室〕
ふぅ、教室についた。
今日はゲイ校ないのかな?加月君も行かないし。
そんなことを考えている。
あれ?なんだか眠気が..あぁ、まあ大丈夫か。
「よっ!ここ」
「あ、かずき君。」
「野奈とは友達なのか?」
かずき君は僕の前の席に座る。
「うん。昔からの親友って言うか?」
「そうなんだ。実はオレもそうなんだ。だから、これは運命かもしれない。」
すると、かずきくんは僕の手を握ってきた。
「うわっ!どうしたの?加月くん!?」
「オレたち友達じゃなくて親友なのかもしれない。」
「え??」
「だから、ここと親友になる!!」
「..うん。いいよ?ほんとに急にどうしたの?」
(どうちたの?かずきくん。パニクッてるのでちゅか?)
「いいの?ほんとに?おれ、チョーうれしー!!ありがとう!ここ!」
すると加月君は席を立って言った。
「ありがとー!ありがとー!ここに感謝する!これで自由だー!」
「え??」
パチッ!
え??どうなった?目の前が暗くなりましたけど?どうなってる?誰か教えて?
......。
〔現実〕
『~~?~~~!~~~?』
「なに??」
僕は、目が覚めた。
「ここっ!!授業始まるぞ?」
目の前には加月君がいた。
「ゆめ?」
「へ??あ、ここ、さっきからずっと寝てたよ。ほら写真に撮ったからわかるでしょ?」
「あ!!やめてー!消してー!」
「ふふっ♡かわいい♡ここっ。」
キュン♡
「あ、じゃあ親友って言ってたのも?」
彼は携帯をしまって言った。
「何言ってんだよ。ほら、よだれ。」
「あ!」
すると、彼はティッシュで拭いてきた。
「これ、自分で捨てといて。」
「うん。ありがとう..。」
キーンコーンカーンコーン..
「え~今回の授業は..」
〔下校〕
「ん~!終わった!」
僕は背伸びする。
それに合わせて彼が..
「ほわぁ~!あーあ、でっかいあくび!」
(ふふっ。加月君の大きなあくび、かわいい。)
教室にはぼくとくみさんと加月君しか残ってない。
コンコン!
ドアをたたいたのは、野奈だった。
「さぁ、帰ろう。」
「おう。」
「そうだね。」
「うん。帰ろう。」
(なんだ?この『誰かに見られてる』感は。スクープの誰かにでも見られてるのか?あ~気持ち悪い。)
僕たちは、下校する。
つづく
どうでしたでしょうか!コメントよろしくお願いします。
さゆきちでした。