僕とあの子とセフレのあいつ
いやらしい描写はそんなにありませんが、前作よりBL要素が強めです。お嫌いな方は、ご注意下さい。
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「ましでいってんすか?春木先輩」
「……うん、まじ」
「何企んでるんすかー?女子高生を養子にしようなんて、やーらしい」
「……あのな」
事の後、先にシャワーを浴びてスポーツドリンクをらっぱ飲みしている長身の男に、僕は予てから心に浮かんでいたひとつの考え事を話してみた。
僕は今、大学時代の後輩・吉澤颯の自宅マンションにいる。僕はたまに、こうして颯にぬくもりと快楽を分けてもらう。それだけの、割り切った関係の相手。
「お前は僕の性癖を知ってるくせに」
「ははっ。すんません。で、その子はなんて?」
「まだ話してないけど、キモいとかウザいとか言われるだろうなぁ」
颯の反応は予想通りだ。
同時に彼女の怒った顔を想像して、僕は少し笑ってしまう。
「その子の父親になるってこと、ですか?」
「うん……すぐに認めてくれるとは思わないけど。その方がこれから先、あの子のことを色々な意味で守りやすくなると思うから」
「なるほどねぇ、そこまでして、あの人との約束を果たそうっていうわけですか」
颯は、何故か少し不機嫌に見える。
彼は四つ年下でありながら、僕よりも二十センチは背が高く、かつては棒高跳びの選手として名を馳せたという武勇伝に相応しい、鍛え上げられた素晴らしい身体付きをしている。
つんつんした短い黒髪からシャワーの水気を滴らせ、颯は精悍な顔を僅かに歪めた。
❀
僕は今、女子高生と生活を共にしている。
かつて愛した……いや今も尚、心の中に住まうあの人の、忘れ形見の女の子。
あの人の一人娘、永原那由。十五歳。
僕は春木桜大、三十二歳。サラリーマン。
この年の差で養子縁組をしようなど、無謀だと思われるか破廉恥な想像をされるか、どちらかかもしれない。
しかし僕は、男性しか愛せない性分だ。そういうふうに彼女を見ることはないので安心して欲しい。
那由ちゃんの唯一の家族である父親、公彦さんが交通事故でこの世を去ってから、半年が過ぎようとしていた。
公彦さんが亡くなる前、最後に会った時に言われたこと。
"私に何かあったら、娘をよろしくね"なんていう言葉を律儀に真に受けて、僕は那由ちゃんと共に暮らし始めた。
あの人が、それを冗談で口にしただけだってことは、分かっている。
"もちろん、任しといて下さい"
その時僕は、迷わずそう返事をした。それはなんの拘束力も持たない、会話のついでのような口約束。
しかし僕は、その口約束に縋ることで、自分の心を保っている。
公彦さんを突然失った悲しみに、心を粉々にされることが怖かった。あの人という安らぎと温もりを知ってしまったがために、再び孤独になってしまうことが、言い様もなく恐ろしかった。
きっと僕はこの悲しみを分け合える誰かを、探していたんだと思う。
❀
「おかえり」
「うん、ただいま」
「遅かったじゃん」
「あ、うん……ちょっと付き合いで。起きて待っててくれたの?」
時刻は既に、零時を回っている。パジャマ姿でテレビとソファの隙間に座っていた那由が、つんとふくれっ面をしてそっぽを向く。
「はぁ?んなわけないじゃん。見たいテレビがあっただけだし。今日で試験終わったし、のんびりしてたらこんな時間になってたの!」
「あはは、そっか。試験、お疲れさま」
「……べっつに、疲れてないし」
那由ちゃんはいつも、何だかんだと言いながら、僕の帰宅を待っている。連絡できぬまま帰宅が遅くなった時は、必ず『どこだ』とだけ書かれたメールが送られてくる。部屋で一人待つのが寂しいのか、彼女は必ず僕をリビングで出迎える。
そしていつも、テレビが見たかっただけ!と、僕に怒る。
「どうだった?手応えは」
「あんたにそんなこと報告する義務ないし。いちいちうるさいな」
「はいはい、ごめんごめん」
「はいとごめんは一回でいい」
「すみません」
「よろしい」
そんなやり取りが、僕らの日課になって来た。最後にはいつも少しだけ、笑いを堪えるように口元を歪ませる那由ちゃんに、僕は必ず笑顔を見せる。
この子が、安心して眠れるように。
――僕はここにいる。
君が大人になるまで、一人で大丈夫だと思えるようになるまで、そばにいるというメッセージを伝えるために、僕は微笑む。
❀
中学三年生の頃だった。
同級生の男友だちに、はっきりとした恋愛感情を自覚した時、僕は絶望した。
僕は、"普通"ではない――。
そう悟ったからこそ僕は心を隠し、誰のことも好きにならないように、自分の周りに強固な壁を作り上げて生きてきた。
ぱっと見は人当たりがよく、ちょっと頼りないけど優しくて無害な男……概ね周りからの評価はそんなところであろう。
女性から愛を告げられたこともあるが、僕は彼女たちをにこやかに遠ざけることしかできなかった。
中学・高校・大学と、表面的には充実した学生生活を送りながらも、僕の中には鬱屈した何かが澱のように溜まり始めていた。
それは孤独と、恐怖。
これから先、僕のことを真に理解してくれる人など現れないのではないかという予期された孤独に、僕は恐怖していた。
そして僕は、その時何かを諦めた。
諦めることで、傷つくことから逃げたのだ。
あの人と出会ったのは、そんな鬱屈した日々の最中だった。
――手、怪我したの?
バイト中、うっかり落として割ってしまった皿の縁で指を切った。絆創膏を巻きつけた僕の人差し指を見て、公彦さんにそう声を掛けられた。
毎週、金曜日の夜、閉店間際。
あの人はいつも疲れた様子で店にやって来た。決まって窓際の一番奥の席につき、ホットコーヒーを頼み、しばらくぼうっとする。
そしてコーヒーを飲みながら、黒革のブックカバーで覆われた文庫本のページを、ゆっくりと繰る。
長い指が、優雅な動きで物語を先へと進めてゆく。物憂げな眼差しを紙面に向けながら時折小さなため息をついて、ふとした拍子に窓の外に目を遣り、コーヒーを口にする。
――この人は何を考えているんだろう。
僕は仕事をしながらも、絶えずその人の存在を目の端に捉えていた。目が離せなかったのだ。
年齢は、おそらくもう四十路過ぎだろうか。
往年の日活スターのような彫りの深いはっきりとした顔立ちはどことなくエキゾチックで。影のあるその横顔に、僕はどきどきさせられた。
そして当然のように、左手の薬指にはくすんだ銀色の指輪。子どもだっているかもしれない。
――当たり前だよな。
諦めながらも、僕はあの人を見つめ続けた。
そんなある日だった。
――手、怪我したの?
あの人の、永原公彦さんの目が、僕を捉えた。
❀
「養子縁組の話、したんですか?」
「……いや、まだ。なかなか勇気が出なくて」
ある休日。僕はまた、颯のマンションにいた。
誘われるまま真っ昼間から事に及んだ後、颯は裸の上半身を起こして煙草に火をつけて、そんなことを尋ねてきた。
颯は僕の通っていた大学に、スポーツ推薦で入学してきた後輩の一人だった。学問については不得手なことの多いスポーツ推薦組の新入生たちを、僕は色々と手助けしたものだ。
その中に、颯はいた。
当時は取り立てて颯と仲良くしていたわけじゃない。その頃僕は、バイト先に週一回の頻度で現れる公彦さんに恋慕していたため、後輩たちをそういう目で見ることはなかったからだ。
颯とこんな関係になったのは、その一年後のこと。
社会人としての厳しい洗礼を受け、緊張を強いられながらの激務に疲れ果てていた。そんな中、突然友人から誘われたゼミ飲み会に、僕は癒しを求めて参加した。
伸び伸びと過ごしていた学生時代が懐かしく、また、慕ってくれる後輩達に、少しばかり先輩風を吹かせたかったという下心もあったように思う。
しかしその日僕は、人生で初めて酒で意識を失ってしまった。そして目覚めた時、僕は颯の下宿するアパートにいたのだ。
僕はきちんと服を着ていた。
そして、セミダブルのベッドの上から床で眠っている颯を見つけて仰天し、慌てて迷惑をかけたことを平謝りをし、ベッドを奪った非礼を詫び、僕はそそくさと帰ろうとした。
しかし颯は、僕の腕を掴んで離さなかった。
――酔っ払ってた先輩、すごく色っぽかったです。疲れてるんですね、可哀想に。
そんなことを言われながら、頬を労るように撫でられた。僕にとってそれは、初めてリアルに感じる人肌だったのだ。
心身共に摩耗しきっていたあの頃の僕は、あっさり颯のぬくもりにほだされた。
――やりたくなったら、いつでも声かけてください。
僕の泣きぼくろにキスをしながら、颯はそう言って仮初の優しさをくれた。
颯はいわゆる、バイセクシャルだ。男女問わず愛することができ、人より二倍美味しい人生を送れる特権を持つ人間。
一方僕は、男性しか愛せない。人より二倍苦労する人生を送るであろう僕に、颯は快楽という飴玉を分けてくれたに過ぎない。
当時颯にはちゃんとした彼女がいたし、僕との関係を彼ははっきり"セフレ"だと言い切った。
だから僕は、バイト先だったカフェでたまたま公彦さんと再会してからというもの、勝手に颯と距離を置いた。
❀
しかし、公彦さんが亡くなってから、僕はまた人肌のぬくもりを颯に分けてもらうようになっていた。
別にめちゃくちゃセックスがしたかったから、というわけじゃない。でも、人肌から得られるぬくもりと安堵感に、僕は女々しくも甘えたくなったのだ。
こちらから一方的に連絡を絶ち、そしてまた一方的に関係を復活させる。ひどい先輩がいたもんだ。しかし、セフレなんてそんなものだろうと、僕は颯の気持ちについては深く考えてはいなかった。
「先輩、今、何考えてた?」
「……え?」
「やってんのに上の空とか、相手に失礼でしょ」
「あ……ごめん」
颯はその日、いつになく不機嫌そうに見えた。彼は顔に出やすい質なのだ。
「……どうせ、やりながらその人のこと考えてたんでしょ」
「違うよ」
「嘘だ。先輩はいつも、俺のことなんか見ちゃいない。いくら俺の名前を呼ばせても、全然違う名前に聞こえるんすよね」
セックスの最中に他所事を考えさせないためか、颯はいつも僕に自分の名前を叫ばせる。
――先輩、俺の名前、呼んでください……。
そう囁きながら、颯は僕の中に入ってくる。
「……颯、機嫌悪いじゃないか。どうしたんだよ」
「俺が不機嫌になるとしたら、先輩がその娘を引き取ってまで、あの人を忘れまいとしてるとこにですかね」
「……え?」
「ねぇ、先輩。そんなに良かったですか?そのおっさん」
「……何が?」
「俺じゃ忘れさせてやれないくらい、良かったんすか?こっちも」
「いっ……!」
不機嫌極まりない颯に、僕は思い切り鎖骨を噛まれた。
「いつまでもいつまでも、何なんすか!?もうあの人はいないんですよ!いい加減、俺のこと……」
「……やめろ!!」
それ以上、言わないでくれ。分かってるんだ。
あの人はもういない。
そんなこと、分かりきってる。
「先輩、俺を見てください」
「痛いっ……離せよ!」
「ねぇ、どうやったら、忘れてくれるんですか?どうやったら、俺だけのもんになってくれるんすか!?」
「な、何言って……」
「どうしてもらってたんですか?そのおっさんに、どこをどう、触って、突いてもらってたんですか?」
「あ、やめ……痛いよっ……!」
きりぎりと、颯の太い指が僕の肩に食い込んでくる。ベッドに押し付けられ、膝でぐりぐりと脚の間を乱暴に責められて、僕は必死に体格差のあるその身体を押し返そうとした。
「ねぇ、教えて下さいよ先輩……その通りに俺、やりますから」
「やめろ……!」
痛みと、混乱と、悲しみがぐちゃぐちゃになって、僕は颯の下で大暴れしていた。でも颯は、僕が暴れれば暴れるほど、その反応を楽しむように、酷薄な笑みを浮かべて指に力を込める。
その表情と、公彦さんの優しい微笑みとが、一瞬だけ重なった。
あぁ、こんなの、いやだ……!
汚されてしまう。
あの人の想い出を、こいつは汚そうとしている……。
僕は突如燃え上がった激しい感情に任せて、声を張り上げた。
「あの人とはしてない……っ!出来なかったんだ!!」
「……は?」
「したかったよ!あの人に抱かれたかった!でもあの人は……出来なかったんだ!」
「なんだそれ、インポ野郎だったんすか?」
「……あの人のことをそんなふうに言うな!お前に何が分かるっていうんだ!!」
男でも女でも、自由に愛せるお前に。
僕が壁だと感じるものを、ひょいと身軽に飛び越えていくお前に、何が分かる!
奥さんを出産で亡くした時、公彦さんはひどく自分を責めたのだという。その命を失うきっかけを作ったのは、紛れもなく公彦さん自身だったからだ。
それ以来、公彦さんの性は機能しなくなったらしい。
彼女の命を奪うきっかけを作ったのは、まさにその行為だから。
「それでも、良かったんだ……。あの人と居られるだけで、僕は身も心も満たされてたんだ」
僕にとって不幸だったのは、公彦さんと親しくなる前に、颯によって肉の快楽を教えこまれてしまったということだろうか。
僕は、拒否されるのを覚悟の上で、一度だけあの人に迫ったことがある。抱いてくれないかと、お願いをした。
あの人は困った顔をしたものの、ソファの上で僕を抱き寄せ、キスをしてくれた。
それだけで僕の身体は激しく燃え上がり、公彦さんにその先をせがんだ。
でも、その時に語られた奥さんのとの話。
そして、勃起障害の話。
僕は、身体を熱くしている自分のことが、途端にひどく恥ずかしく、ひどく汚らしいものに思えて愕然とした。
――ごめんなさい、ごめんなさい……!
謝り、身体を離そうとする僕を抱きしめて、あの人はもう一度キスをくれた。
深くて、濃厚な、大人のキスを。
――やめてください!僕、こんなことをされると……!
この快感を汚らわしいものだと思ってしまった矢先だというのに、あの人の舌を感じているだけで、僕の身体は素直に反応した。
――ごめんなさい、こんな……。
恥ずかしくて、申し訳なくて、いたたまれなくて。僕はもう半泣きだった。いやらしい奴だと思われて、嫌われてしまえば、僕はまた孤独な日々に逆戻りだ。
それが怖くて、怖くてたまらなかった。
――いいんだよ。好きな人といれば、触れ合いたいと思うのは当然のことだ。私は君を抱けないけど、こうして抱きしめることはできる。
――それに、こうして君を気持ちよくしてあげることはできるから。謝る必要なんかない。……いいよ、出して。
――私に、見せて。
この上なく優しい声で甘やかされ、僕はあの人の掌によって、絶頂へと導かれた。
颯とのセックスでは味わったことのない、とろけるような快感の高まりに、僕は涙すら流していた。
そんな僕を見つめる、あの人の優しい眼差し。
――きみが好きだよ。
そう言って僕の頭を撫でる、あの人の大きな掌。
「……っ、う……」
「せ、先輩。何で泣いてんすか」
あの人が恋しい。会いたい。もう一度、会いたい。
何で。何で、死んでしまったのですか?
ようやく出会えた、魂を分け合える人だと思っていたのに。何で僕を置いて、遠い所へ。
「すみません、すみません!言い過ぎました、先輩、ごめん、泣かないで」
「あっ……」
大の大人が本格的に泣き出したことに、颯はどう対処したらいいのか分からないといった風に、分かりやすくおろおろし始めた。
うろたえる後輩の姿に、僕ははっと我に返る。
「ご、ごめん……何泣いてんだろうな、ごめん」
「あ、いえ……」
「びっくりしたよな、ごめんな」
「……はぁ」
僕は颯のちくちくとした硬い髪を撫でて、安心させるように微笑む。
「颯」
「……なんすか」
「お前に甘えるの、もうやめる。ここにはもう来ない」
「えっ!」
「さっき颯も言ってたけど……失礼だよな、僕はお前に抱かれながら、あの人のこと考えてる」
「……」
「だからもう、やめるよ」
僕はいつものように、一方的に結論を告げた。
颯の荒っぽいため息から、煙草の匂いがふわりと香る。
「……どうせすぐにまた、甘えたくなるくせに」
「いつも勝手言って、ごめん。……でも、僕もさ、そろそろしっかりしないと駄目だよな。女子高生の父親になろうかって考えてんのに、こんな女々しい男じゃ務まらないよな」
僕はもう一度軽く颯の頭を撫で、床に落ちたシャツを掴んで立ち上がった。
「ありがとう、颯」
「……何がっすか?」
「散々甘えさせてもらって、ようやく少し、分かってきた」
「大概身勝手なやつですよ、先輩も」
「……ごめん」
「別にいいですけど」
颯は投げやりにそう言うと、もう一本煙草に火をつけて目を伏せた。
「俺、待ってますよ、連絡」
僕は無言のまま、颯の前から再び消えた。
❀
「おかえり、那由ちゃん」
「……おう」
「お、買い物してきたの?」
「はぁ?あんたに関係ないでしょ」
「だよね」
僕が分かりやすくしょげると、那由ちゃんはため息つきつき、ソファに座る僕の足元にカラフルなペーパーバックをどさりと置く。
「カラオケ行ってストレス発散して、バーゲン行ってきたの!悪い?」
「いや、悪くない。すごくいいと思う」
「……あとこれ」
「ん?」
「おみやげ……」
「えっ!?」
ずいと差し出されたのは、駅前にあるドーナツ屋の紙袋だ。
「……僕に?」
「他に誰がいんのよ」
「うわぁ、ありがとう!!お茶入れよう、一緒に食べよう!」
「……何はしゃいでんの?ばっかみたい。ちょーキモい」
「キモいはやめて」
そんなやりとりをしながら、那由ちゃんは僅かに頬をピンク色に染めて、照れ臭そうに笑った。
「那由ちゃん」
「なによ」
「食べながらでいいからさ、ちょっと大事な話があるんだけど」
「何?改まっちゃって。まじキモいんですけど」
「だからキモいはやめて」
「ま、いーよ。聞いてあげる」
「ありがとう」
僕は二人分の紅茶を淹れながら、さっさと先にドーナツを頬張り始めた那由ちゃんを見て微笑む。
透明なガラスポットの中で茶葉がゆったりと舞い上がり、ふんわりと香るのはダージリン。
二人分のティーカップに注がれた鮮やかな水色を見つめ、僕はゆっくりと那由ちゃんの向かいの席に腰を下ろした。
終