みっつかぞえて
快活! とはすこし違うかな。
「ジャンプしようよ」ようせいはいった。
「どうして?」
「いいからさ、ジャンプしようよ。みっつかぞえるから、いっしょにとぶんだよ」
ようせいはみっつかぞえた。ようせいはジャンプし、ぼくはしなかった。
「どうしてジャンプしないのさ?」
「だってはずかしいじゃん。かっごうのやつにみられたら、なんていえばいいんだよ」
ぼくがそういうと、ようせいはふまんそうに、まゆをひそめた。
「そんなことをかんがえていたら、ジャンプなんてできないよ。いい、いっしょにジャンプするんだよ」
「いやだね」
ぼくはしたをだして、にげだした。はなれていくと、ようせいのからだが、どんどんとちいさくなっていった。ようせいはかなしそうだった。
こうえんにつくと、だいすけやゆうたたちが、おにごっこをしてあそんでいた。とてもたのしそうで、はしったり、さけんだりしていた。ぼくもまぜてもらいたかった。
「よーしーてー」
「いーいーよ」ということばを、ぼくはまっていた。
「いーやーだ」
ぼくはいっしゅん、なきそうになった。どうしてそんなことをいうのか、わからなかった。
「なんで?」
「だって、りょうたとあそんでも、たのしくないんだもん」
そういうと、だいすけやゆうたたちはにげるようにして、こうえんからさっていった。ぼくはおいかけることができたけど、しなかった。しぜんと、あたたかいものがながれてきた。
「どうしてないているの?」ようせいはいった。
「うるさいやい」
「ねえ、どうしてないているの?」
「ききたくない」
「そんなときはジャンプをしようよ」
ぼくはようせいのことばをきいた。ジャンプなんて、したくなかった。つかれるし、あしがいたくなるし、はずかしいし。でもぼくは、ジャンプをするのもいいとおもった。どうしてかはわからない。
「い、いいよ」
「そうこなくっちゃ。じゃあ、みっつかぞえるから、いっしょにとぶんだよ」
「わかったよ」
「いち」
「に」
「さん」
ようせいはジャンプした。ぼくもジャンプした。
ちゃくちして、ぼくたちはわらった。
すべてひらがなは、よみにくかったでしょうか?
不満、罵倒等々なんでもお願いします。
僕は我慢強いので、少々のことではへこたれません。