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狂った針は戻らない  作者: 暦海


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だって、病気なんだから。

 ともあれ、その日以降、私は家の手伝いをするようになった。だけど、不満なんてない。家族なんだから出来ることをするのは当然だし、もっと早い時期に手伝ってる子もきっと多くいる。尤も、高校生のお姉ちゃんは何一つ手伝わないで良いみたいだけど……まあ、それも当然。だって、病気なんだから。



 そして、家のみならずお姉ちゃん個人の手伝いもするようになって。階段などの歩きにくい所を歩く際にお姉ちゃんを支えてあげたり、荷物を持ってあげたり――でも、これも当然。だって、病気なんだから。可哀想なお姉ちゃんを、恵まれた私が支えるのは当然なんだから。

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