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狂った針は戻らない  作者: 暦海


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……ただ、心做しか――

「――――違うんです、なずな先輩!」



 そう、叫びを上げる。そんな僕の視界には、燦然と星の輝く空と……えっと、夢? ……ただ、それにしても随分と柔ら――



「……いったい、なにが違うのでしょう? 由良ゆら先生」

「…………へっ!?」


 そんな夢現の最中さなか、ふと降りてきたひんやりした声にパッと身体を起こす僕。そして、おずおずと視線を向けると――そこには、正座をしながら満面の笑みを湛える蒔野まきのさんの姿が。……ただ、心做しかが笑ってない気が……それに……うん、何も違わないよね。

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