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狂った針は戻らない  作者: 暦海


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思えば初めてかも。

 控えめに扉を開き、控えめに謝意を告げる。……ところで、扉の前に――いや、そもそも廊下に誰もいなかったのは、もう授業が始まっているから。もう、一限目が半分ほど過ぎてしまっているわけで。


 久方ぶりの登校で、時間を間違えた――なんて理由ことではもちろんなく……ただ、怖気づいたから。だから、せめて教室に辿り着くまで――扉を開く瞬間までは誰にも会わぬよう、敢えて時間をずらした。……思えば、欠席は数え切れないほどあれど、遅刻は初めてかも。

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