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……うん、やっぱり明日でも――
とは言え……意を決したとは言うものの、いざ学校に――教室にくると、やはり緊張は最大限に高まって。それこそ、室内に聴こえているんじゃないかと思うくらい鼓動の音が鼓膜に響いて。……うん、やっぱり明日でも――
『――僕は、いつでも待ってるから』
刹那、彼の言葉が蘇る。……うん、駄目だ。ここまで来て逃げちゃったら、きっとこれからもずっと逃げる。そして、そうなってしまったら……うん、流石にもう顔向け出来ないし。なので――
「…………ふぅ」
再度、深く呼吸を整える。そして――
「…………失礼、します。遅くなって、申し訳ありません」




