表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
狂った針は戻らない  作者: 暦海


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

205/242

気のせいなどではなかったと。

 そう、ゆっくりと告げる。その瞳には、ありありと不安の色が揺れていて。そんな彼女の言葉に、僕は――


「……それは、いつくらいから?」

「……恐らくは、一週間前……奇しくも、父が倒れた頃とほぼ同じくして」

「……そっか」


 そう尋ねると、少し俯き答える蒔野まきのさん。もちろん、彼女の言葉を疑うつもりなど元より微塵もないけど……改めて、あれが気のせいなどではなかったと確信する。帰り道、少し後方から感じていたあの悍ましい気配が気のせいなどではなかったと。……そして、一週間前……これは単なる偶然なのか、それとも――

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ