表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
狂った針は戻らない  作者: 暦海


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/242

理由はどうあれ――

 ――そして、翌朝のこと。



『――昨日の事故について、皆さんもう知っていると思います。中には、現場を見た方も少なからずいることでしょう。ですが、警察の方々の捜査により不慮の事故ということが判明しました。なので、特定の生徒を非難するようなことは控えて――』



 体育館にて、壇上から厳かな表情で語り掛ける学校長。結局、授業は通常通り――だけど、この朝礼は急遽開かれることとなったもので。理由はもちろん、昨日さくじつの事故についての説明――そして、生徒達に注意喚起をするためで。


 ……まあ、恐らくは私のためというよりは学校のため――間違っても、当校で殺人事件が起きたなんて噂を拡散されないようにするためだろう。

 でも、別に悪いとは思わない。事実、警察は事故として処理したわけだから嘘は言っていないし、私としては学校に迷惑を掛けて申し訳ない気持ちもある。なのに、理由はどうあれ結果的に私を擁護しようとしてくれているのだから、感謝こそすれ文句を言う筋合いなどないわけで。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ