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なんで当然なんだよ。
『……へっ? あれ、違った?』
そう尋ねると、ポカンと口を開き尋ね返す長岡くん。いや、違わない……違わないん、だけど――
『……いや、なんで謝るのかな、って思って。だって、病気だったんでしょ? だったら、代わるのが当然なのに……』
そう、改めて問いかける。確かに、私は彼の代わりに――昨日、病気で休んでいた彼の代わりに教室の掃除をしていた。でも、病気なんだから健康な私が代わるのは当然で――
『――いや、なんで当然なんだよ。俺が病気だろうと何だろうと、お前が代わらなきゃならない理由とかどこにもないだろ』




