表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

僕が君を本気で好きになってから? 他の男性と付き合ってるなんて!

作者: 七瀬
掲載日:2021/06/10








僕は随分と長い間、恋愛をしていなかった。

今までの、恋愛も上手くいく事はなかったし恋愛なんかしても

僕は幸せにはなれないだろと思っていたからだ。

10年前に、僕と付き合っていた女性ひとは? いつの間にか

他の男性ひとを好きになり、僕と別れたいと言ってきた。

僕は、すんなりと彼女の言葉を受け入れる。

彼女も僕がこんなにも簡単に受け入れてくれると思ってもいなかったと思う。

簡単に受け入れた僕を見て、彼女は最後にこう言った。



『どうせ、私の事なんか! そこまで好きでもなんでも

なかったって事よね。』

『えぇ!?』

『普通なら? 私と“別れたくないとか、相手はどんな奴なんだとか”

聞いたりしない? マナトって、本気で女性ひとを好きになった

事ってあるの?』

『・・・い、いや、』

『そうよね! 今のうちに、別れてて良かったわ!』

『・・・・・・』





・・・僕はこの時、彼女が言った言葉を考えていたんだ。

確かに、僕は今まで本気で女性ひとを好きになった事がない!

だから、彼女が他の男を好きになったと聞いても何も想わなかった。

ヤキモチも妬かないし、嫉妬もしない。

そんな僕を彼女は、見透かしていたのかもしれない。

このまま、このひとと結婚しても愛されないと知ったからだ。

だから、今のうちに他の男性ひとに乗り換えようと思っていた

のかもしれない。





僕は、恋人にも結婚相手にも相応しくない。

付き合った女性ひとに、愛情表現もしないし好きや愛している

の言葉をかける事もない。

相手の女性ひとからしたら? 本当に私の事がこの人は好きか

確かめる必要があると思うのだろう。

そして答えを知った時、僕から相手の女性ひとは離れていく。

だからなのかもしれない、あれから10年間は好きになった女性ひと

は一人もいないし、付き合いたい女性ひともいない。

僕は、この先もずっと一人だし1人で居る覚悟も決めたんだ。

もう、相手の女性だれかを傷つけてまで一緒に居る事はないん

だと心に誓った。




 *




・・・でも、僕の考えに反して。

僕に10年ぶりに、好きな女性ひとができた。

彼女との出逢いは? 知人の人の紹介で彼女と会った事からだ。

初めの彼女の印象は? 気が利いて周りの事をよく見ている人。

誰にでも、同じ接し方で話してくれる。

こんな僕にも、彼女は優しかった。

僕は、今まで女性ひとは“第一印象でいいな”と思うぐらいで

恋愛感情をその女性ひとにもてるかは分からないまま付き合っていた。

だから、今回もそんな感じなのだろうと思っていたのに。

僕は、彼女の事を知れば知るほど好きという気持ちが増していく。

もっともっと、彼女の事を知りたいと思うようになった。

彼女と二人で会う事は一度もなかったが、僕を入れて3人なら

会ってくれた。

僕は、確実に彼女に惹かれていったんだ。

でもある日、彼女が男性ひとを連れてくる。

そして、僕たちに紹介したんだ。



『3年前から、ずっとお付き合いしている“私の彼です”』

『・・・・・・』

『えぇ!? 千晴の彼なの? なんで彼がいる事話してくれ

なかったのよ。』

『だって! 恥ずかしかったから』

『桃栄君、千晴に彼がいたの知ってた?』

『・・・い、いや、』

『そうだよね! ワタシも初めて知ったもん!』

『・・・ううん、』






・・・こんなのないよ!

嘘だと彼女の口から言ってほしかった。

【なんで!? 彼氏なんかいるんだよ!】

しかも? 3年も前から付き合ってたなんて! 知る訳ないじゃん!

もう、僕は君の事を本気で好きになった後なのに。

ホント、ズルいよね。





最後までお読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ