表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

18/63

第十七話 かくもチートな日常魔法

 朝っぱらから変態天使のせいでえらい目にあったが、試してみたい魔法があったので、昼前に抜け出し、場外でやってみることにした。


「一万と二千の黄金期よ! 光満ち、風と水と大地に祝福されし子らよ、現れいでよ!」


 地面に巨大な魔方陣が描かれ、そこから大量の芽が出てくる。そしてそれは尋常ならざる勢いで伸びていき、黄金色の実を付けた。そう、麦である。とうとう麦まで作れてしまったか。最早何でもありだな、俺。皆を呼んでこよう。


 ◆ ◆ ◆


 即席の豊作麦畑を皆に見せると、一様に感嘆の声が上がる。


「いやー、凄いねルシくん! お姉ちゃんでもこれは難しいよー」


「オマエすごい! オレのムコだけあるな!」


「さすがです、ルシフェル様!」


 おなじみ、フォルの「さすルシ」も炸裂し、皆に抱きつかれてもみくちゃにされてしまった。


 必要な分を刈り取り、この世界ではすでに発明されている千歯()きのような脱穀器があったので、それで脱穀し、にかけた後、水車小屋で挽いて粉にした。これだけで、夕刻までかかってしまった。いやはや、重労働である。

 ネットが使えなくなるトラブルが発生したため、復旧と調べ物で大幅に時間をロスし、一つの話を半分に分ける羽目になりました……。


 この話、最初はルシフェルが森で見事に主を狩って賞賛される……的な話にするつもりでしたが、マルコあたりより上手く狩りができる理由付けに困り、代わりに麦作らせてみました。こういった方向のチート魔法ってありそうでないですよね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ