トラウマを作り叫んだ青い春
人が暮らしやすくなるたび、人は退化していく。
例えば、車ができれば、歩く必要がなくなる。
金があれば、生涯苦労せずに暮らせるであろう。
しかし、現実はそう甘くない。
告白すれば振られ、噂となり、やがてトラウマとなる。あれだな。小・中・高と思い出を作るのではなく、トラウマを作る。
幸せなのは、一部の人間。
一瞬の幸せなら俺は希望を捨て、楽に生きよう。
この考えが、いや、俺の思考がおかしいんじゃない。この世界が間違っているのである。
努力するのが人間なら俺は人間を辞める。なら、俺はこの時代を変えるため、テロリストにでもなろう。
と俺は筆を置く。
「こんな感じかな」と
使った脳に糖分を与えるためにリビングへ向かう。
課題はこれでよし。
89%の確率で呼び出しをくらう。
れっきとした、作文である。
課題内容は「環境問題について」これ以上素晴らしい作文はあるか?無論ないであろう。
と自慢げに胸を張りテンションMAXで敵役のように高らかに笑う。そう、全ては俺の勝ち。
教師も口出しはできまい!!と
夜に興奮し眠れなかった。あ、明日は寝不足かなw
次の日、案の定寝不足である。
一日の半分を寝て過ごした。
教師から口出しは食らわなかったが鉄槌を食らった。
地味に痛い。教師やめてボクサーとして生きてくべきだと思う。就職場所間違ったんじゃないの?と疑問に思うことがある。俺の作文をみたクラスメイトは、半分苦笑いで表情がしにかけていた。後から知ったことだが、影で「中二病」とか「頭のおかしい子」などと呼ばれていたらしい。何それショック。
うっかり、高校辞めるところだったよ・・・。この日から、俺の青春以前に人生が狂い出したのである。
久しぶりの執筆です。
始めての方も久しぶりの方も
おはようございます。
現在、電車の中で執筆をしています。
今回は、青春時代の1ページを悲しく生き抜く予定の人間の物語。