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…イレブンいいきぶーん

やっと新キャラ出ました。むしろ忘れてました。

杏望先生には当分近寄らないようにしよう。と決めた翌日。わたしは教室で両肘、両膝を床に着けて項垂れて…つまりはorz←こういう状態になっていた。リアルで。

理由は簡単。期末テストの後に1日がかりで行う、『名探偵は君だ!チーム対抗宝探しゲーム』の実行委員にじゃんけんで負けに負けてなってしまったからだ。

なにそのダサいネーミングと言ったアナタ!わたしもそう思います!わたしならもっとかっこいいネーミングにするわ。

じゃなくて。どんなことをするかと言うと、1クラスの中で2名ずつのチームを作る。それを各学年ごとに組み合わせて、6名で1チーム作る。そのチームで、学校内に隠されたヒントを元に宝物のありかを探していくというなんとも単純なゲーム。

この学校は、学年毎に階が分かれているせいか、上と下との繋がりがほとんどない。(部活をしている人はもちろん違うが)その為、行事と言えばクラス対抗になる。体育祭も学年別ではなく、各学年のクラス戦だ。そうすることで、各学年の交流を深めようという算段らしい。

そして、手始めにこの『宝探しゲーム』を先輩後輩力合わせて頑張ってね!ということで行う。やる方は簡単だ。問題を見つけて解いて探すだけなんだから。でも!準備する側はすんごい大変らしい。去年、みちる先輩がなっちゃったんだけど、とにかく死に物狂いだったとか。チームを作り、(全部ランダムで選ぶため)問題を考え、隠し場所を考えで、早く終われ!と心から願ったらしい。

しかも今日からすでに準備が始まる。まだ6月に入ったばかりで早くないか?と思ったけど、早めにやらないと、テスト勉強に差し支えるんだって。…じゃぁやらないで。

でも景品…あっ、宝物か。それは結構豪華だから、みんな真剣にやるんだって。当然、実行委員は参加出来ないけど。

ほんとになんで負けたんだわたしは!!いつもなら負けないのにぃ!

実行委員会に出るため、部活に遅れる旨を静流先輩に連絡し、自分の運の悪さを呪った。



実行委員会の委員長は3年生と、生徒会会計の栗坂慎二先輩が主体となって進めていく。今日は最初なので、顔見せだけ。でもって、わたしはこの栗坂先輩がものすごーーーく苦手だ。

栗坂先輩は2年生で、成績は常にトップクラスの優等生だ。眼鏡をかけて、参考書が愛読書だと噂されている。話し方も堅苦しいし、神経質な感じもする。しかしこれまたイケメンさんなので、女子からは人気がある。すっと通った鼻筋とか、勉強するとき汚れるからって腕捲りをよくしてるらしいが、そこから見える意外とたくましい腕とかにギャップを感じるんだって。(ミーハーな友人情報)

だが!この人は!勉強以外興味ありませんな顔してるこの人は!彼女が『4人』いるのだ!ちょっまてっと思ったあなたは正しい!なんじゃそれは!って思うでしょ!

その(知りたくもない)事実を知ったのは、まだ若葉繁る5月のことでした……。

あの日も、わたしは道に迷い、延々と知らぬ道を行ったり来たりしてる時でした…。(棗先生に頼まれ、特別棟の資料室に行こうとしてた。)いつも人気がない特別棟の更に人気がない場所で声が聞こえてきたのです。目からすでに汗が出そうだったわたしは、渡りに船!とばかりに道を聞こうとその方向に足を向けました…。そして聞こえてきた声からは『…なので付き合って下さい!』という台詞が…。思わず固まってしまったわたしを誰が責められようか。『まぁ…付き合ってもいいが…』おっ!色好い返事ですね!じゃぁさっさと立ち去ってくださいな。と思ったら…『しかし俺にはすでに3人恋人がいる。4人目となるが、良いか?』とのたまりやがった。曰く、告白してくれた女の子は無下に出来ない。そして1人に絞ることも出来ない。基本、来るもの拒まず去るもの追わずだから、自分から別れようとは言わない。彼女たちに優劣もつけない。みんな大切にする。ただ、勉強中心の生活だから、あまり外出とかは出来ないけど、一緒に勉強ならするよ。という条件のもとにお付きあいをするらしい。

なんだそれ!そんな男、こっちからお断りしちゃいなさい!と思ったのに、その女子生徒はそれでも良いから付き合ってと言った。恋する少女は判断能力も鈍るみたいだ。

そしてそこからわたしは学んだ。盗み聞きダメゼッタイ。ヨクナイ。ワタシイイコトナイ。と。


そんな経緯で、この一見ちょー優等生な中身チャラ男の栗坂先輩が苦手だ。でも本当に彼女のことは大切にしてるらしい。たまに見かけるけど、幸せそうな顔をしてる。なぜだ。

その栗坂先輩がこちらに来て、質問はないかと聞いてきてくれたけど、思わず睨んでしまったわたしは悪くないと思う。

栗坂をイメージしたとき、眼鏡ってだけで、某〇子のバスケのある人を思い出してしまった。私のなかでは栗坂がしゃべると語尾に『なのだよ。』が付いてる。すんません。

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