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プロローグ
自分で言うのもなんだけど、僕は普通に成績も良いし運動も出来る
コンプレックスは身長
友達も多いし、学校は楽しい
アルバイトと両親からの現金で住んでいるアパートにも不満とか無いんですが
強いて言うなら、このアパートに住んでいる住人と親しい仲になれていない事です
そんな平凡の日々を送っていた僕ですが、転機が訪れます
友人と遊び、帰り道の事でした
冬の夕方とは短いもので、6時だというのに真っ暗
電灯に照らされて、突っ立っていたのは防寒具もなく寒そうにしていた女の子で
心配になった僕は声を掛けました
そう。
声を掛けなければ僕は僕のままでいれたでしょう
何事もなくいたって普通の大学生ライフをしていたと思います
でも、この子によって僕のアパート生活は変わるのでした
それでは、ゆるゆるな物語りをお楽しみください