表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

【ある雪の日にⅠ】

【とある雪の日に…】


その日は全国的に大雪、所により警報級の大雪だ。

前日にも雪が降り積もり、白銀の世界になっていた。

僕の家も例外なく大雪が降ったのを鮮明に覚えている。

一晩で降り積もった雪は、「雪だウェーイ!」と、はしゃげるレベルを超えていたのだ。


外出の予定が有ったが、積雪が故に車が出せない。

せめて除雪がされていればワンチャン、だったのだが。

仕方ない…今日は諦めるか。

いい機会だ、普段は忙しさにかまけて溜まってしまった諸々を済ませる事にした。

滞っているリスナーさんからのDMの返事、友人からのLINEの返事、依頼の品の作成。

どれも皆さんの好意で待って頂いているものだ。


「さて…どこから手を付けたものか…」


ポツリと呟き、入れ立ての紅茶に手を伸ばす。

口の中に紅茶の独特の香りがフワリと広がっていく。


ふとスマホのディスプレイに目が行く。

友人から『これから会えないか?あっでも今日は雪すごいから家から出れないかぁ』

とのメッセージだ。

うん、今日は家から出られない。車が車庫から出せれない。


『ごめん、今日は車が出せない笑。どした?』


数分と経たずして返事が返ってきた。


『ちょっと話したい事あるんだけど…電話で良いから聞いてくれない?』

『良いけど、ちょっと待って部屋移動するわ』


何が有ったのだろうか…改めて話を聞いて欲しいとは

普段から何気ない馬鹿話や悩み、愚痴を言い合える仲だと言うのに…。


僕は自室に移動し、イヤホンを装着『いつでも良いよ』

と一言送る。


すぐに呼び出し音が鳴る。


「よっ!ごめんな急に…」

友人の声が少々沈んでいるように思えた。

「いや、ちょうど予定もなくなったし、で?何だい?」

恋愛相談か悩み事と言ったところだろう。

「…うーん、どこからどう言ったもんだか…」

「ん?彼女にでも振られたん?」

「ちゃうわっ!振られてねーし!!」

少し空気が和らぐ


「実はな…」

友人がポツリポツリと話始める


以下は友人が聞かせてくれた話だ



信じるかどうかはお前の自由だけどな

まぁ聞いてくれ

俺が冬にボードに行くのは知ってるだろ?

昨日もちょうど良い雪だったからさ近くのスキー場に滑りに行ってたんだ

偶然だけどゲレンデで友人家族に会ったんだ

小さい頃は家族ぐるみで遊びに行ってたんだけど…ほら、お前も知ってる○○の家な!



あぁ○○か、それなら僕も面識がある

仲良かったし、しょっちゅう一緒に出掛けてたな…

うすらぼんやりと思い出しながら友人の声に耳を傾ける



お互い、片親で子供が二人、同じ境遇だし家も近所だったしな

俺が社会人になってからちょっと疎遠になってたけど…

親同士も子供同士も仲が良くて、海行ったり祭り行ったり、お泊り会もしたっけな…

ほんと数年ぶりだったけど、すぐに分かったよ

昔の面影あってさぁ

ブランクなんか無かったかのように俺達はすぐに昔に戻ったように話が弾んだよ

んで、久しぶりにお泊りしようぜ!って話になったんだ


ここで一息いれよう

友人からの提案だ


「飲み物取ってくるから待ってて」

「あー良いよ、僕も飲み物取ってくるわ」

気が付けば結構な時間話していた

ちょうど飲み物がきれたタイミングだったから有難い

ついでにトイレに済ませてしまおう



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ