森の中でキャンプ
前回までのあらすじ
タローたちは、無事着陸し地球を探索することにした。
タローは、謎の偵察機がこちらに向かってくるのをマサルに伝えた。
マサルは、隠れるように指示をみんなに出して、偵察機を欺きフェイにあの偵察機を追尾するように
伝えた。
フェイは(AIエル)に追尾するように指示し追加で何か物事が起きたら、こちらに伝えるように
指示もした。
タローたちは、急にお腹が空き食事にすることにした。食事の内容はキラキラ輝くワトソンお手製の
食べられる鉱石を塗したお弁当だった。意外と見た目に反して美味しかった。
マサルとワトソンはまるで夫婦のようにいちゃつき始めたので、タローとフェは会話の文言に乗っかり
マサルをからかった。
AIエルからの信号を受信した映像をフェイはみんなに見せると、そこには大きな都市があった。
しかもなかなか、発展していたのだ。特にタローは、都市の風景を見て目を輝かせていた。
4人は、この森を抜けるために準備をしある程度、完了すると今いる所を離れたのだった。
(タロー)にゃん月~、眠いのかな僕のリュックサックの中でスヤスヤしている。かわいい~!
(マサル)お前は飼い猫も連れてきてたな、でも大丈夫かこの地球って星は危険が
そこら中に散りばめられているからもしもケガしたらどうするんだ?面倒はちゃんと見ろよ?
(タロー)にゃん月は、この物語の主人公の相棒だかきっと大丈夫だよ!ねぇ~?にゃん月~。
(にゃん月)ゴロゴロ、にゃあぁ~ん...。スヤスヤ...。
(タロー)~~~~❤!しかし全然、森を抜ける気がしないじゃないかぁ!これじゃあ、
夏休み自由研究も達成できないし、夏休みもただ森を探検したしか日記に書けないぞ!
なんか楽な方法を考えないと!マサルさんよ~。
(マサル)そうだな、タローの言う通りだ。まあ、手は考えてあるでもこれを実行できるかは
フェイの腕次第だがな...。お~い、フェイちょっといいか~?
(フェイ)何だべ?マサル~?
(マサル)地下を掘って進むってのはどうかなって、思ってよ~!作れるかフェイ~!
(フェイ)あぁ~もうちょいと昔にある事情で作ってあったべ~、それを使うべか~?
(マサル)もうあるのか~、じゃあ何でもっと早く言わないんだ~。フェイ~!
(タロー)そうだぞぉ~!もう、日が暮れているじゃないかぁ~!こわ~いモンスターが出る時間帯
だから早く何とかしないとぉ~!
(???)...。ジーッ(何者かが木の陰から見る)
(ワトソン)...。ずっと、着けられていますわね。
(マサル)あぁ、みんなぁ~離れるなよ~!
(タロー)これは、人食い生物かぁ!?(名推理)
(フェイ)オラが開発した気配探知機にも反応しないとは、どんな生物なんだ?いや、植物か?
(マサル)シーッ...、近づいてきたな。そろそろ、お相手さんもお腹がすいてきたのか。
...、!来る...!
キィシャアアアァー!!!(化け物の鳴き声)
(マサル)来た!ワトソン!俺にスキル肉体強化をしてくれ!
(ワトソン)肉体強化!(無詠唱)
パワァア~ン(マサルの体力と気力が一時的に高まる)
(マサル)おらぁ!
キィシャアアアァー...!(化け物が狼狽える)
(マサル)やはり、打撃の効果は薄いか。タロー、周囲をスキル光の柱(周りに光る柱を建て周囲を照らすスキル)とスキル火炎球で相手を燃やせ!
フェイは、周りの索敵をしてくれ。
(タロー)僕たちの周りをその暖かな光で照らしたまえ!(光の柱が数本建つ)
火炎球~!(無詠唱)を食らえ!人食い植物さんよ~!!!
キヤァアアアァー...!!!(化け物が燃える)
(マサル)これはなかなかいるな...、フェイ!は大丈夫か~!
(フェイ)こっちは、オラの守護者の小型機械兵くんと中型機械兵くんたちに仕事を
してもらっているから大丈夫だべ。斬撃は効くようだべ。
(ワトソン)私も少し力を使おうかしら~?フフ~ン!えい!スキル炎帝球(周囲を炎の隕石で
焼き尽くす)
(マサル)本当に超能力は便利だよな、しかもワトソンはほとんど無詠唱で発動できるのが凄い。
(ワトソン)私よりマサルさんの先輩の方の方が何倍も強いですよ、えい!
(マサル)そうだな、上には上がいるか。おらぁ!
(タロー)おいおい、夫婦ごっこもそこまでにしなよ。まあ、もう敵さんも数匹ってところだがな。
キィシャアアアァー...!(化け物が逃げる)
(タロー)追いかけるか、マサル?
(マサル)いや、ここは追うな。こんな暗闇でしかも知らない所で暴れてもっとやばい奴らの
縄張りでも入ってみろ?俺達でも手に負えないかもしれない。
(タロー)おっけぇい!じゃあ、キャンプしようぜぇ!こんな危険な場所でのキャンプは
スリルが合って楽しそうだからなぁ!
(マサル)まあ、待て。ここは、マッピングに担当のフェイに聞こう。お~い、フェイそっちは
片付いたか~。
(フェイ)おぉ...、こんな見た目をしていたのかこれは面白い。グフフッ!
採取のし甲斐があるべ、これを研究して薬とかに食用にはならないだべか?
(マサル)あ~あ...、自分の世界に入っている。後で、話か。タロー、ワトソンお前らは無事か?
(ワトソン)腕試しにもなりませんわ。
(タロー)こんなのトランジスタ中学の戦闘実践に比べれば、ラクラクだな。
(マサル)それはよかった、さてとみんなが無事ならいいんだ。
(フェイ)ごめん、ごめん。マサル~この先に川のほとりがあるから、そこでキャンプをするべ。
もちろん、警戒用アラームと警備機械兵を配置しておくから大丈夫だべ。
(マサル)了解した、さて歩くか。
10分後、川のほとりにて。
(タロー)意外と近かったな、景色も良いしいいじゃんこの地球も!
仮説キャンプを張るからワトソンも手伝ってくれ!
(ワトソン)任せなさい!
(マサル)大分歩いた気がするが、どうだフェイ?
(フェイ)まだまだ、目的地までは遠いべ。ここは地下で移動した方がいいべ。穴掘りポット
(モグラくん)で地下を移動するべ。
(マサル)了解だ、みんな~今日はもう遅い~各自の判断でいいが睡眠は必ず取るように!
(タロー)なあ?フェイくん、協力型ゲーム(貝殻を集めて異世界征服)っていうクソゲーを
アトラス下層のゲーム屋で見つけたんだがやらないか?マニアだろう?
(フェイ)やりたいべ!じゃあ、今から出力する機械を用意するべ。ごそごそ...。よし!
やるべタロー!!!
(タロー)うおぉぉぉー!!!
キュイイイーーーン(画面が起動する音)
BAKADAI
(フェイ)始まったべ、楽しみだべ~!マニアの血が疼く!
これがクソゲーの画面!もう既にノイズが走って画面がガクガクじゃないかぁ!これはやりがいがある!
(ワトソン)二人とも何をしているの?あぁ~ゲームね、私も時々しますわ。
(タロー)ジャンルは何をするの?経営型シミュレーション?それともロールプレイング?
(ワトソン)対人型宇宙戦争もののオンラインゲームをよくしますわよ、私こう見えても中々うまいの。
(タロー)どうみても強いだろ、ワトソンは。あぁ、ちょっと待って貝殻が攻撃してきたぞ!
(フェイ)こやつ、集められたくないという意味不明な理由で攻撃してくるべ
クソゲーらしさが際立つべ。この!この!あぁ~ゲームオーバーだべ。タローはどうだべ?
(タロー)こっちもお陀仏だな、どうなっているんだこの貝殻の攻撃力はぁ!カンストダメージを
毎ターン与えてくるぞ...、プログラム自体を書き換える必要があるな。
フェイ!このゲームを俺たちで面白くするために、改造をするぞ!バレなきゃ大丈夫だ!
(フェイ)いいねぇ~、機械いじり魂に火が付くべ。
(ワトソン)二人とも楽しそうね、私はマサルさんの元へ~❤!
(タロー)いてら。しかし、あの化け物はきもい形をしていたな~。触手まであるとか
R18の本で良く見かけるけどリアルで見るとビビるぜ...。
(フェイ)んだべ、一応、少し焼いて触手を食べたけど美味しくは無かったべ。食用には不向きなようだべ。
(タロー)えぇ!?食べた!あれを?すごい度胸だな、フェイくんよ~。
(フェイ)こういうのが、人類の面白い所だべ。見た目を気にしないで調理法を考えてそれを
食べてみる。人類の食の探求はすばらしいべ!
(タロー)だな、なんかもう...眠くなってきたから僕は寝る!ZZZ...。
(フェイ)じゃあ、オラも寝る!ぐぅ~...。
(ワトソン)二人とも寝ましたね、私たちも寝る?
(マサル)いや、誰かが見張りをしておかないと万が一があるからな。
(ワトソン)じゃあ、私も、見張りをする!
(マサル)...、ありがとうな。
(ワトソン)いえいえ!
そして二人は...、なぁ~んてこともなく朝になった。
地下と言えば、地下迷宮があるに違いない!