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タローたちの自由研究  作者: 照らし人
物語の始まり
3/11

アトラス、中層、35階、居酒屋ヤマドー。

前回までのあらすじ

マサルが決めた自由研究にタロー、ワトソン、フェイは賛同した。フェイを送る道中のアトラス、

下層、13階、テント通りにていきなり自己紹介が始まる。

自己紹介が終わると、フェイは帰宅した。ワトソンが住む上層に向かおうとするとワトソンが

マサルの先輩に用事があると言い、別れた。

タローとマサルは、きもい会話をしながら居酒屋ヤマドーに向かった。

挿絵(By みてみん)

居酒屋ヤマドーにて。

(マサル)おい!タロー、聞いているのか?本当にお前、明日は昼までに俺の家に集合できるんだよな?

(タロー)うん!うん!だいひょーぶ、だいひょーぶ~。うまぁ~!

(マサル)俺のお金で払うからって、食べすぎだ。もう、やめてくれよぉ...。

(タロー)誘ったのは、マサルだろ?

(マサル)そうだけど...。くそっ、この食い意地で給料の半分は行かれたかも...。

(タロー)お金が無くなったらワトソンが助けてくれるはずだぞ!あいつ、お前の事が

好きそうだもんな。お似合いだよ~おめでとう~!

(マサル)男同士だぞ...、俺はちょっと...。

(タロー)マサルは変わってるよな、このアトワールじゃ男同士や女同士が多数派なのにな。

(マサル)でも、古代地球だと男と女だったそうだろう?

(タロー)そんなの関係無いよ、愛の形は多種多様でいいじゃないか~。僕は目の前に愛があれば

構わないぜぇ!

(マサル)何とも言えないな、正しいよ。

(タロー)だろ~!この焼き鳥!うまいぞ、マサルも食え!

(マサル)はぁ...。

(タロー)金、金。ガミガミ言うなよ~。無くなったら、宇宙船に乗って鉱石を採掘すればお金に

なるんだから大丈夫だ!

(マサル)その宇宙船を動かすためにも、鉱石が必要だろ!それが無くなったら、最下層での

強制労働をさせられるそうじゃないか!キツいって、聞いたぞ。

(タロー)弱音を吐けるからまだ、大丈夫だよ。しかも、最下層は独特で這い上がりシステムも

あるらしいからな~。後、非人道的扱いがもし神様にバレたら魂を灰にされてキツい輪廻転生が

また始まるから。平気、平気~。

(マサル)そんなもんか?

(タロー)そんなもんだよ~!

(パンダ星人)おい!うさぴよ、聞いたぁ?アトワール探索隊が近々、地球に行くらしいぞぉ...。

(うさぎ星人)なんだよ、パンダール。そのことならもう、新聞に載っていたぞ。

(パンダール)確かメンバーは、上層、中層、下層と珍しく最下層も含まれているらしいぞぉ...。

(うさぴよ)あの、荒くれものが多い最下層の奴らも参加するのか?おい、おい。何が起こる

っていうんだ。

(パンダール)それがさー...。

(マサル)なにか向こうの人が話しているな、これは俺たちの自由研究に内容が被るんじゃないか?

(タロー)確かに、気になる...。これは、僕たちの自由研究の横取りかもしれない!

(マサル)そんな、訳が...。でも、ここは。タロー、ここは聞き耳スキルを使うぞぉ...。頼む、タロー。

(タロー)おっけぇい!聞き耳スキル発動!すると、二人にしか見えない膜が生成されその中でスキルの

文言を唱えた、静寂の中でも道を示せ。よし、これでいいか?

(マサル)成功だ、ありがとな。よし、聞いてみるか。

(パンダール)確か上層の探索メンバーには、始まり人の血を継ぐものたちもいるらしいぞぉ...。

(うさぴよ)へぇ~、あの人族の最初の覚醒者と言われる始まり人ねぇ...。これは何か企んでいると

見た。

(パンダール)これは、俺の知人の情報なんだが中層のファイブ、下層のハックスレーベ、

最下層のゴーストも居るらしい~。

(うさぴよ)戦争でもする気かよぉ...怖いなぁ~このアトワールは、宇宙戦争に参加しない条約を

結んでいるはずだがなぁ...。

(パンダール)いや、舞台はあくまで地球だ。惑星内しかも元母星の地球で事起こすなら話は別だ

と思うぞぉ...。

(うさぴよ)確かに...、でも何しに地球に行くんだろ?あそこには、もう誰も住むことは出来ない

と聞く。地球から人族が脱出して二万年近く立つらしいが、環境が変わったらしくずっと太陽の

日差しすらまだ指し示すことさえ無い地獄の様な星らしいな。

見た目だけなら、濃ゆい青緑の惑星なんだよな。

(パンダール)俺はまた、下層に潜って情報得てくるから今日はここまでだぁ...。

(うさぴよ)情報、ありがとうな。さて、大将!お勘定をお願い!

(大将)あいよ、毎度~。

(マサル)なるほど、あの信号にはこんな秘密があったのか何か知っているかもしれない

ワトソンに聞いてみるか。

(タロー)自由研究を取られるぞ!マサルぅ!明日の朝にはもう、出発する!

(マサル)おい!タローも聞いていただろ?これが、謎の信号と関係があって関わってみろ。

何されるか分からないぞ!

(タロー)そんなの関係ない!冒険には、危険がつきものだってよく言うだろ~!

だから、足を踏み入れたくなる~!後、一度決めた事を曲げるのも良くないぜ!

(マサル)はぁ...、そうだな、俺たちで決めたことだったな。仕方ない、行くか地球へ!

(タロー)あぁ!あ、大将!お勘定はこのマサルくんが払いますので!ごちそうさまでした!

(マサル)はぁ...。疲れる...。



自前のイラストを添付してみた。

冒険が始まるぅ~!

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