魔法なんて大っ嫌いだ
今話の主人公
エレナ・リザベスター
魔法が主要の世界で魔法が使えないため、親から捨てられて身体を売りながら生計を立てている18歳の少女。
金髪をセミロングでカットしており、蒼い目は死んでいる。身長は高い方だが、栄養が取れなかった為か体型がいいとは言えない。
シェル
10歳のロリ。透き通った金髪のポニーテールが特徴。とある貴族の娘で、年上の女性を屈服させる性癖を持っている。
「鬼畜令嬢」とは彼女のこと。
しかし、エレナに持つ感情は普段の彼女なら抱かないもので…?
10セリア
日本円で1000円
「ライト…ライト…!ライト…!ライト……!!!」
魔法が、使えない。それは、この世界においては大きな欠点だった。
親は、私が生活魔法の基礎のライトですら使えないことに呆れ、育てる事を放棄した。
「っ、ライ……ト…!」
なんで、私なの?5万に一人、居るか居ないかの欠陥は、私じゃなくてもいいじゃないか。
魔法が使えない私には、この世界は生きるのに厳しすぎた。
結局、今日も生きる為に身体を売るのか。しょうがないじゃないか、私にお金を稼ぐ方法なんてそれくらいしか無いのだから。
身体を売るために、歓楽街で身売りをする。生きる為に、自分を売るその行為は、周りから見れば酷く滑稽で、実際歩いてる人達に笑われ、蔑まれる。
「幾ら?」
「えっ?」
いつもなら聞きなれた言葉に、疑問を返したのは、問われた声があまりにも幼かった為だろうか。
声の方を見れば、金髪をポニーテールに結んだ10歳くらいの女の子が居る。
「えっと…」
「だから、幾らですか?」
「10セリア…」
「では、行きましょう」
私よりも幾分か小さい女の子に連れられて、気づけばそういうホテルに着いていた。
「あの…、ほんとにやるの…?」
「それ以外に何が?」
「いや…」
正直、信じたくは無かった。こんな小さな女の子ですら、私を屈服させることが出来ることに。
「では、やりましょう」
女の子は、私の腕と足を魔力で拘束した。
…嗚呼、くそっ、やっぱり魔法なんて大っ嫌いだ。
基本的に1話完結ですが、読みたい話の続きを感想欄に書いてくれれば続き書きます。