#4危険種
読むとワクワクするけど自分で書くとちょっと恥ずかしいですね(笑)
「グルアアアア」
アルの射った矢がバッドウルフの頭に命中し、即死させる。バッドウルフ達はアル達三人に気づき、襲いかかる。
「どっうりゃあああああああ!」
ドランは大きな雄叫びをあげながら、飛びかかってきたバッドウルフの腹を叩き飛ばした。すかさず別のバッドウルフがドランに襲いかかる。
「小炎!」
アリスがそう唱えると、小さな火の粉が倒れたバッドウルフにとんでいき、当たると同時に爆発した。他の四匹のバッドウルフはアルが足止めしているところだ。
「しゃらくせえええええ!!」
ドランは飛びついてきたバッドウルフを蹴り飛ばし、振りかぶった斧で真っ二つにする。
「ガアアァァァァアアア」
アルの方にいた一匹がアリスに飛び掛る。
「はっ!」
アリスは素早く腰の細剣を抜き、応戦する。
「やっ、はっ」
バッドウルフの攻撃を躱しつつ、前脚、顎、後脚を切り裂いていく。
「グルルルルル」
立つこともできなくなった狼がゆっくりと倒れ込む。
「てぁっ!」
アルもまた一匹の首をはねる。
「あと二匹です!」
二匹の狼を足止めしているアルの元に駆けつけるアリスとドラン。
「よし、任せろ!いいもん見せてやる」
ドランの雰囲気が少し変わる。斧を肩に担ぎ、走り出すような構えをとる。
「ガウアアアアアアアア」
「グルアアアアアアアア」
二匹のバッドウルフがドランに気づき、同時に突っ込んでくる。
「狩魔」
ドランは一瞬でバッドウルフ達の背後に回っていた。また、手にしていた斧は既に振り下ろされ、地面にめりこんでいる。バッドウルフ達は突如視界から消えたドランに驚く。 そしてその瞬間、二頭の狼は肉塊と化した。
「どうだ、すげぇだろ?」
目を丸くしているアルとアリスを見てドランは気を良くして言った。
「今のは、闘技、ですか?」
二人はまだ驚きを隠せないでいたが、それがなんであるのかは理解できた。魔力を形にして放つのが魔法。魔力を体や武器に纏わせ使う技を闘技という。しかし、簡単な魔法ならともかく、駆け出しの冒険者が闘技を使うことは珍しい。
「ああ、昔仕事でちょっとな」
ドランは立派な力こぶを作りながらはにかむ。
「そんじゃ、こいつらの部位を剥いで帰ろうぜ」
「わかりました」
「はい!」
討伐依頼は魔物の皮や牙などを持ち帰り、ギルドに報告する。あくまでも確認のためであるため、その後その部位は討伐者に返還される。ドランとアルは慣れた様子で、アリスははじめての作業に戸惑いつつこなす。
「無事に終わって良かったですね!」
「はい、そうですね。ところで、アリスさんは本当に冒険者を続けるんですか?」
カーライルへの帰路、アルはアリスに問う。そばにドランがいるため、敬語も少し砕けている。
「はい、私には、やらなくてはならないことがありますから」
そう言ったアリスの表情は、昨日から見ている子供のような笑顔ではなく、強い想いが感じられた。
「そうですか」
アルもその雰囲気の違いに気づき、これ以上の詮索はしないことにした。
「おい、嘘だろ…!?」
「え?」
「もー、ドランさんも私には冒険者は無理だって言うんですか!」
自分に言われていると思い、アリスはぷーと頬を膨らます。しかし、ドランの声色は決してアリスをからかうようなものではなく、2人はドランの視線の先に目を向ける。
「グルア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」
大人一人分ほどの大きさ頭、そして鋭い牙を持っており、四足歩行の逞しい腕から伸びる爪、森に生える木と比べても巨大な体を持つ地龍種のB級危険種ドラグレクス。決してこんな所にいるはずのない狂者。
戦ってはいけない。三人は静かに、そっとそこを離れようとした。パキッと枝が踏み抜かれる音が響く。アリスの足元で枝の折れる音がする。アリスの目とドラグレクスの目が合った。
「「ご、ごめんな…」走れぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!」
ドランの大きな声が森に響いた。
自分の言葉のボキャブラリーが少ない!