ハーレム参戦
「では、アナタ達の遊戯会場へとご案内致します」
フロイトはそう言って、ビル内へと入ろうとした瞬間――
「京おおおおお!!」
「うるさい……」
「うるさいですわ。凛」
「何で私が京の為に……」
「皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます」
なっ……!? 男三人の顔が自然と引き攣った。
「誰だ、アレ……」
「また海田の奴隷じゃねえの……」
壱が疑問を垂れ流し、遊星がそれを受け止める。
「凛、新良、夜見、未来、レガシー!? どうしてココに!?」
「アナタの事を助けに来たんじゃない」
ぷい、と可愛い顔をして言い放つ美少女A。
何か、美少女がAからEまで居る。
「うわーマジ引くわー」
と、指差し壱が言う。
「マジキメエわー。ハーレム量産クソ野郎だわー。あ、ツインテール子見たことあるわ。確かハーレム要員Bグループだったわー。マジないわー。マジ繰り上がりだわー。他は新規っぽいわー」
遊星が嫌味な笑みを湛え、京を指指す。
「奴隷化することに定評のある海田……」
フロイトがぼそっと言う。
「えー遊星さん。それマジっすかー? 本当無自覚に出会い量産してますわねー」
ねー、と壱と遊星が笑い合う。
「テメエら、俺のこと何だと思ってんだ……」
「ホント、顔が良ければ出会いも発生するんだよな」
「ホントだよ。世の中顔だよな。けっ。俺なんてコイツの元カノ……いや、元ハーレム要員に好かれるだけだしよー世の中不公平だよなー」
「俺なんて誰にも好かれてねーよ。顔はいい筈なのになー」
「お前の方がいいじゃん。クリスと相違相愛でよ。コッチはアイツらだぞ? 精神的にキツいわ」
「何でだよ。付き合っちゃえばいいじゃん。どうせ、結婚するわけじゃないんだし」
「俺も考えたよ……けど、世の中、しがらみが……しかも海田と肉体的関係あった奴と付き合うのもなー気分悪いしなー」
「誰も肉体的関係ねえよ……っ!!?」
壱にまで詰め寄り、抗議しようとしたところ。未来が脚を出し、躓き転んだ。
「っ!?」
夜見を押し倒し、あわれもない格好になった。




