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ドラクエ式結婚式

「えー健やかなる時も? 病める時も? ……何だっけ?」

「愛しますか? 『はい』か『いいえ』で答えて!」

「あ、選択権あんだ。んじゃあ『いいえ』」

「『はい』か『いいえ』で」

「『いいえ』」

「『はい』か『いいえ』」

「ドラクエ仕様か……んなら『はい』」

「ちゃらららちゃっちゃーん。私達は夫婦になった」

「レベルアップ!? ……離婚しよう」

「この装備は外せない」

「ここ教会だろ? 絶対外せるって!」

「外したいなら慰謝料五千万」

「……離婚は取り止めよう」

 とか、何とか。

 意外に楽しく七草と結婚式ごっこで遊んでいる壱。

 あの後、曲がり角で七草のみを攫って校舎裏まで連れて来たのだった。

 ずっと走り続けるよりもこの方が労力的にマシだと判断した結果だ。

 と、いうか海田達相手にサービスするのが面倒くさくなったというのが本音である。

 なぜコチラに迷惑をかける奴らに壱の姿を晒すというサービスを行わなければいけないのか。更に逃げる、というオマケつきだ。

 それに一緒に遊んで欲しいと言われれば多少なりとも嬉しい訳だし。

 とはいえ、海田ハーレム軍団に言われるのは海田に引け目を感じるから嫌だが。

「神風も俺に恋してるってのがなー。まあすぐに俺に対しても飽きそうだしそれまで付き合うってのもアリかもな……」

 だって外見はいいし。

 正直な話、一回誰かを好きになってるんだしコッチが別れを切り出しても三日後にはケロッとしてそうだ。

「とはいえ、精神的にコッチが無理だな……」

 綾瀬、クレア、遊星、フレア、クリス、その他大勢に何てバッシングをされるか分かったモンじゃない。

 この世界はなぜかこと恋愛に関しては神聖化する奴が多く、壱のような考え方をする奴を『心無い人間』として処理される傾向がある。

「ホント、ふざけた世の中だよなー」

 恋だの愛だの科学で証明されてるモンだっていうのに。

(ジェットコースターを一緒に乗っただけで誤認するような恋なんて誰がどう信じればいいんだよ)

「いーちくん」

 甘い声に壱は後ろを振り向いた。 

 そこにはコーラを入れる瓶のような形をした容器に入っているアイスを二本携え、蠱惑的に笑っている沙耶が居た。

 壱は付いて来いってことだよな、と溜息を吐く。

「壱おにいちゃん行っちゃうの?」

「ああ、悪いな。結婚式ごっこはまた明日ってことで」

「じゃあねー! 続きは遊星おにいちゃんにしてもらうー!」

「ん。遊星おにいちゃんを困らせんなよー」

伏字ってこういう場合いらないんだろうか?

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