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驚異の毒沼

作者: 有原優

 俺は異世界転移してきた勇者だ。今まで出てくる敵はすべて一撃で仕留めてきた。さて、今から向かう洞窟は、神鳥の復活のために必要なオーブが中に入ってるらしい。さすがの異世界勇者の俺でも空は飛べないからな。

 タクシー代わりに使いまくるぜ。

 ま、こんなことほざいてる時点で、自信満々だぜ。

 洞窟の中に入ると、多種多様の魔物がいた。だが、そいつらは俺の剣の錆となった。

「俺に出会った不幸を恨むんだな」

 そんな決め台詞を言いながら進んでいく。

 そして、どんどんと地下に入っていく。だが、なんとなく体が重い。

 なんだこれは、と、自分のステータスを確認する。


 力255

 HP255

 MP255

 素早さ255

 守備力255

 状態毒


 毒? そんなもの食らったか?

 そう言えば確かに喰らってたわ。一層で毒沼を踏んでたわ。

 ああ、くそ、俺キア〇ーとか使えないんだよ。

 仕方ない、強引に突破するか。

 しかし、第五層。そこで迷子になった。なんか迷路みたいだ。

 早くしないと、毒が回ってしまう。撤退を選ぶべきだったか?

 ドラ〇エとかだったら所持金半分とかで済むけど、今は違う。

 死んだら終わりだ。

 ああ、体がどんどん重くなる、痛くなる。嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない!!!

 そこで意識を失った。


 そして、人間は大魔王の手によって一人残らず恐怖のどん底に陥ったという。

「ギャハハハハハハハ、人間の叫びはいいぞおお!!!」

 大魔王シルダル力

 HP1024

 守備力72

 素早さ63

 MP∞

 はそう言って笑った。 



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