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WORLD WAR  作者: 空繰
8/26

祖国に栄光あれ

ーーーーーーーーーーーーー1918年3月20日ーーーーーーーーーーーーーーー

「明日‼︎我々は大規模な攻勢を行う‼︎」

ウォォォォォォォ!!!

司令官の演説により、

大きな歓声が湧き上がる、


「我々がこの戦争を終わらせる!!!!」

「さぁ諸君、全ては祖国の為に!!!!」

「「「「「了解!!!!」」」」」


やっと戦争が終わる、

そう思った瞬間ふと呟いた、


「戦争が終わるのか、」

「どうした?」

「いや、この為にここまで戦って来たから涙が、、、」

ウォーレンが散って行ったあの日から、何年経っただろう?

やっとあと少しと言う所まで来ていた

「そうかい、俺は違うな。」


大隊長が鼻で笑う、


「それは、どう言う事ですか?」

「俺たちは戦争を終わらせる為に戦うんじゃないんだ。」

「じゃあ何のために??」

「俺たちは祖国と子孫の名誉を守る為に戦うんだよ。」

「戦争を終わらせる為じゃないんですか?」

「それなら講和とかなんでもすれば良い、俺たちは守る為に戦うんだ。」

「戦争を終わらせる為に戦って来たのではなく?」

「それは血を血で洗う事だ、なにより敵も守る為に戦っているだろう?」

「そうですか、、、」


その時自分は深く考えた、

敵にも守る物がありその為に戦っていると、、、


ーーーーーーーーーーーー1918年3月21日早朝ーーーーーーーーーーーーー

春季攻勢が始まった、


「座標確認‼︎発砲用意‼︎」

「座標確認よーし、方位よーし、合わせー!!!」

「発砲用意!!!!」

「撃てぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

ダン!!!ダダン!!!!!


何時間にもわたる砲撃の後、

我々が突撃することになった、


「進めぇ!!!!」

走るいくら重くても走らなければ失敗してしまう、


「敵機確認‼︎」

「空襲だ!!!!!」

「総員退避!!!!」

ドガァァン!!!!!


部隊の半数がこの突撃で死んだ、、、


ーーーーーーーーーーーーーー6月3日ーーーーーーーーーーーーーーー

また再び突撃に回されたそれも何人もだ、、、


「塹壕だ‼︎火炎放射兵を前へ!!!!」

「進めぇ!!!進むんだ!!!!」

「砲撃が来るぞ!!!!!」

ドゴォォン!!!!


一回の砲撃で何十人が散って行く、、、

だが散って行った分進んだ、


「全ては祖国の為にィィ!!!!!」

そう言って皆死んで行く、


狂気としか思えない!!!


その時大隊長の言葉が浮かんだ、

皆守る為に戦うんだ、


そうだ、、、

そうなんだ、、、

私だって守らなければならない!

祖国を‼︎家族を‼︎そして散って行った仲間の思いも‼︎

「未来へ突撃せよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」


その時だった、


「敵が撤退し始めました!!!!」

そして見えたのは、


「やった、やったよ、、、」

見えたのはパリに掲げられた、

ドイツの国旗だった、


「俺たちはやりきったんだ、、、」

6月4日パリは完全に陥落、

フランスがドイツに負け連合軍の戦況は悪化、

イタリアなどが降伏し最後にイギリスが降伏した、

皆覚えて欲しい、

祖国と自分の子孫の為に、

平和のために散って行った兵士の事を、、、

『平和は犠牲の上にある』著者:エドワード・ホーキンス


やっと書けました

何万の兵士がパリに行くとエドワード含めて7人ぐらい残りましたね

彼らにとっては一回の砲撃で何十人死んで行くのは悪夢ですね

ちなみに日本は奪った土地の返還で済みました

ドイツだって血を流し過ぎたので

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