表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
うつろのゆめ  作者: 狛ノ上緒都
夢編:第二話「オレンジ色の光」
4/101

オレンジ色の光 1-1



「あー……さすがにもう動けねぇっす……」


「同意、わたし疲労困憊」


日が傾き、草原がオレンジ色に染まるまで遊んでいたためか、シャオランは柔らかな草の上に倒れました。

私も膝に手をついて肩で息をします。


あれから鬼ごっこにかくれんぼ。

ボール遊びにそれから色々。

思い付く限りの遊びをしていましたから、私も子供たちも皆くたくたです。


「楽しかったー!休憩したら次はなにする?」


「おままごともしたい!」


「探検ごっこー!」


くたくただと思っていた子供たちは、まだまだ元気が余っていたみたいで、次に何をするかの作戦会議を始めていました。


「許可せず!夕食の時間!」


「そーっすよー、チビ共もうお腹ぺこぺこじゃないんすか?」


もう夕方だと言うのに、このまま遊ばせていては夜遊びを覚えてしまいます。

この子達の親代わりとして、悪い遊びを覚えさせてはいけません。


「わあい!ごはんごはんー!」


子供たちはすぐに遊びよりも今日の晩ごはんのことで頭がいっぱいになったようです。

私の下へ集まり、今日のごはんはー?と無垢な質問を投げ掛けておりました。


「しかし夕食の前湯浴み必要、各位泥だらけ。シャオラン、子供たち湯浴み手助け。依頼可能?」


「可能可能っす。チビ共、風呂入りにいくっすよ!」


「シャオラン、シャオランも泥だらけ。湯浴み勧める」


「お?いいんすか」


私は頷きます。

子供たちをお風呂に入れるならシャオランも入った方が都合が良いでしょう。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ