オレンジ色の光 1-1
「あー……さすがにもう動けねぇっす……」
「同意、わたし疲労困憊」
日が傾き、草原がオレンジ色に染まるまで遊んでいたためか、シャオランは柔らかな草の上に倒れました。
私も膝に手をついて肩で息をします。
あれから鬼ごっこにかくれんぼ。
ボール遊びにそれから色々。
思い付く限りの遊びをしていましたから、私も子供たちも皆くたくたです。
「楽しかったー!休憩したら次はなにする?」
「おままごともしたい!」
「探検ごっこー!」
くたくただと思っていた子供たちは、まだまだ元気が余っていたみたいで、次に何をするかの作戦会議を始めていました。
「許可せず!夕食の時間!」
「そーっすよー、チビ共もうお腹ぺこぺこじゃないんすか?」
もう夕方だと言うのに、このまま遊ばせていては夜遊びを覚えてしまいます。
この子達の親代わりとして、悪い遊びを覚えさせてはいけません。
「わあい!ごはんごはんー!」
子供たちはすぐに遊びよりも今日の晩ごはんのことで頭がいっぱいになったようです。
私の下へ集まり、今日のごはんはー?と無垢な質問を投げ掛けておりました。
「しかし夕食の前湯浴み必要、各位泥だらけ。シャオラン、子供たち湯浴み手助け。依頼可能?」
「可能可能っす。チビ共、風呂入りにいくっすよ!」
「シャオラン、シャオランも泥だらけ。湯浴み勧める」
「お?いいんすか」
私は頷きます。
子供たちをお風呂に入れるならシャオランも入った方が都合が良いでしょう。