表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

お父さん、ちょっとお子さんの学校を見に行って見ません?

作者: さゆき 諸星

被害にあわれた方達のご冥福をお祈りいたします。

 昨日大阪で、大きな地震が起きました、時間としては十秒程だったそうですが、そのエネルギーは大きく、建物が壊れて、水道管が破裂している様子が繰り返しテレビから流されました。

 現地の人々が、一日でも早く普通の日常生活に戻れますようお祈りいたします。


 火事も何件か発生していた様ですが、阪神淡路大震災の時のように、大きく燃え広がらなかったのでホッとしております。


 悲しいことですが、現在三人の方が亡くなられており、しかも内二人がブロック塀の倒壊に押しつぶされて、亡くなられたのには驚きました。

 地震で倒れるブロック塀なんて、随分昔に問題になって、法律で厳しく対策を求められていたはずなんですから。

 お一人は八十才の男性でしたが、もう一人は登校途中の九才の小学生で、彼女を押し潰したのは、小学校のプールの壁でした。


 何ともやりきれない話です。

 現場の映像を見る限りでは、彼女はきちんと歩道を歩いていたのでしょう、朝の八時直前なら車道には車が走っていた筈ですから。

 地震の揺れの中で逃げるような動きは出来なかったでしょうし、ブロック塀のブロック一個だけでも立派な鈍器です、成人男性ですらひとたまりもなかったのですから。


 素人考えで恐縮ですが、お父さん、学校の中を見に行ってくれませんか?

 特に建築業関係のお父さん。


 少子化だそうですが、一クラスは今現在何人でしょう?三十人として三クラスなら一学年九十人、六学年で五百四十人が一つの小学校に通っているのですね。

 五百人のお父さんの中に、大工さんはいませんか?



 今回のブロック塀の倒壊は、添え壁というものが設置されていない、という素人は疑問に感じなくても、プロが見たらひと目でわかる欠陥でした。


 不審者対策などで、部外者はなかなか学校に立ち入る事は出来ませんが、行政側が予算を組んで、監査立ち入りの予定スケジュールを組んで、等と正しい手順を踏むのを悠長に待っていたら、いつの間にか喉元過ぎれば熱さを忘れてしまいそうです。

 今のうちなら父兄として、学校内を見せて欲しいと申し入れできるのではないでしょうか。


 もちろん、地震直後の大阪と近隣の建築業関係の人達は、壊れた建物の修理で大忙しだと思います、梅雨だというのに屋根や、壁の壊れた家屋の被害も多いでしょう。


 ですが、地震国日本では明日は我が身です。

 いつどこで同じことが起きないとは限りません。

 壁の中で見えない鉄骨は素人には分かりませんが、今回のような添え壁の有無は、見ればわかります。

 小学校に限らず、中学高校だって危険は同じです、大事なお子さんを預けている『保護者として』申し入れるのならば、学校内への立ち入りと言うほど大げさなものではなく、誰かの責任を追及してやろう、とかでもなく。

 見学を申し入れてはどうでしょうか?


現地から遠い、単なる素人の思いつきです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 補足 塀は危険という共通認識があったと言う話で、逃げないのが悪いという話では有りません。
[一言] 私が小学生の頃にあった宮城県沖地震でブロック塀倒壊の被害があり、それ以降はあの手のブロック塀を見かけなくなったので、いまだに使っていた事に驚きです。 防災訓練でも地震の時は塀に近づくなと口を…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ