お父さん、ちょっとお子さんの学校を見に行って見ません?
被害にあわれた方達のご冥福をお祈りいたします。
昨日大阪で、大きな地震が起きました、時間としては十秒程だったそうですが、そのエネルギーは大きく、建物が壊れて、水道管が破裂している様子が繰り返しテレビから流されました。
現地の人々が、一日でも早く普通の日常生活に戻れますようお祈りいたします。
火事も何件か発生していた様ですが、阪神淡路大震災の時のように、大きく燃え広がらなかったのでホッとしております。
悲しいことですが、現在三人の方が亡くなられており、しかも内二人がブロック塀の倒壊に押しつぶされて、亡くなられたのには驚きました。
地震で倒れるブロック塀なんて、随分昔に問題になって、法律で厳しく対策を求められていたはずなんですから。
お一人は八十才の男性でしたが、もう一人は登校途中の九才の小学生で、彼女を押し潰したのは、小学校のプールの壁でした。
何ともやりきれない話です。
現場の映像を見る限りでは、彼女はきちんと歩道を歩いていたのでしょう、朝の八時直前なら車道には車が走っていた筈ですから。
地震の揺れの中で逃げるような動きは出来なかったでしょうし、ブロック塀のブロック一個だけでも立派な鈍器です、成人男性ですらひとたまりもなかったのですから。
素人考えで恐縮ですが、お父さん、学校の中を見に行ってくれませんか?
特に建築業関係のお父さん。
少子化だそうですが、一クラスは今現在何人でしょう?三十人として三クラスなら一学年九十人、六学年で五百四十人が一つの小学校に通っているのですね。
五百人のお父さんの中に、大工さんはいませんか?
今回のブロック塀の倒壊は、添え壁というものが設置されていない、という素人は疑問に感じなくても、プロが見たらひと目でわかる欠陥でした。
不審者対策などで、部外者はなかなか学校に立ち入る事は出来ませんが、行政側が予算を組んで、監査立ち入りの予定を組んで、等と正しい手順を踏むのを悠長に待っていたら、いつの間にか喉元過ぎれば熱さを忘れてしまいそうです。
今のうちなら父兄として、学校内を見せて欲しいと申し入れできるのではないでしょうか。
もちろん、地震直後の大阪と近隣の建築業関係の人達は、壊れた建物の修理で大忙しだと思います、梅雨だというのに屋根や、壁の壊れた家屋の被害も多いでしょう。
ですが、地震国日本では明日は我が身です。
いつどこで同じことが起きないとは限りません。
壁の中で見えない鉄骨は素人には分かりませんが、今回のような添え壁の有無は、見ればわかります。
小学校に限らず、中学高校だって危険は同じです、大事なお子さんを預けている『保護者として』申し入れるのならば、学校内への立ち入りと言うほど大げさなものではなく、誰かの責任を追及してやろう、とかでもなく。
見学を申し入れてはどうでしょうか?
現地から遠い、単なる素人の思いつきです。