第ニ話 日常の終わりと謎の部屋
この小説はフリーゲームの仮ストーリーです。何かアドバイスや感想があれば気軽に書き込んでください。
空 「う~ん、起きたのはいいけど…」
空 「ここどこ!?」
空 「状況整理をしよう。」
空 「えっと、掃除終わった後眠気が襲ってきて、それで…」
空 「見知らぬ部屋に来たと……」
空 「はぁ!?どうなっちゃったの!?」
空 「取りあえず冷静になろう」
空 「あの倒れてる人を特定せねば」
空 「よいしょ!」
ゴロン…
夜斗「ぐ~~すぴ~~」
空 「よ、夜斗!」
空 「ちょっと、起きてよ……」
空 「起きなさい!」グキ!
夜斗「う~ん、ここどこ?」
空 「私の方がしりたいのに」
空「てかさっきのでよく平気でいられるね。変な音したけど」
夜斗「ああ、空か、おはよう。あんなの何年も受けりゃ慣れるって」
空 「お、おはよう」
空 「て、そんな場合じゃないの!」
夜斗「ああ、分かってる」
空 「そ、そう……」
夜斗「ここは、綺麗だけど無人だと思う」
空 「な、なんで?」
夜斗「そもそもこの大きさなら人が一人はいるはずだ」
夜斗「でもそれが居ないんだ、誰一人も」
空 「確かに」
夜斗「とりあえず探索するぞ」
ガサゴソガサゴソ(探索中)
空「うーん、特に目星い手がかりはないなぁ」
夜斗「そうだな、じゃあ残りは……」
空・夜斗「このいかにも怪しい扉と机だけ……」
夜斗「とりあえずその机から調べるぞ」
空「いいけど、なんで机から?扉なら出れるかもだけど……」
夜斗「おい、少しは考えろよ……」
夜斗「敵軍がトラップで爆弾仕掛けてたら危ないだろ!」
空「そうだった、あんたは軍オタだったね」
夜斗「何言ってんだ、俺は他にも2次オタとかでもあるぞ」
空「あんたの記憶の良さが変な方向に行ってて正直心配だわ」
空「そんなことより、何ものってない皿があるんだけど……」
夜斗「本当だ……ん?何か下にないか?
空「え? あ、確かに下にある。なんだろコレ……」
"この部屋から出たければ出口を探せ。
その出口は普通のものではなく、
他の扉から仲間外れにされている"
空「何コレ?普通のもの?仲間はずれ?」
夜斗「こういうのは整理していけよ……」
夜斗「その1、出口はこの部屋のどこかにあるということ」
夜斗「その2、扉は普通のものではないということ」
夜斗「その3、仲間はずれにされているということ」
夜斗「まず、"普通のものではない"ところから見よう」
空「それじゃあ、あの扉が関係あるのかな?」
夜斗「多分な。その扉で何か気ずく特徴とかはないか?」
空「特徴?うーんと、見た目や形は違うし……」
空「あ!"開け方"だ!コレ、全部押し引き型の扉だ!」
夜斗「確かにそうだな。じゃあ、次を見てみるぞ」
空「仲間はずれ?」
夜斗「そうだ」
空「……私、その言葉キライ」
夜斗「当たり前だ、そんな言葉好きな奴なんていないだろ」
空「違う……だって夜斗、昔はよくイジメにあってたから……」
夜斗「……それは昔だろ?今は違う。だから気にすんなよ」
空「……うん」
夜斗「それじゃあ考えるぞ」
夜斗「扉で仲間はずれ、ってことは沢山の扉の中にはないのか」
空「それじゃあ、どこにあるの?」
夜斗「仲間はずれ、か」
夜斗「考えてみろよ空、仲間はずれは意識してするもの」
夜斗「つまり、認識しているってことじゃないか?」
空「そうだね、見るってことは正面……」
空「ああ!てことは扉が向いているところがある場所か!」
夜斗「そう、もう一つ言うと、ボスっていうのは中心、真ん中にいる」
空「あと、とても目立つ感じのひと?」
夜斗「そうだが、よくわかったな」
空「だって、女子もそんな感じだもん」
夜斗「へぇ、知らなかったなぁ」
空「夜斗は女の子に興味なんてないでしょ」(ボソッ)
夜斗「ん?聞き取れなかった。なんていった?」
空「関係ない!それより今は謎のほうでしょ!」
夜斗「おっと、そうだった……」
夜斗「中心で目立ったやつがボス、標的はそのボスの前にいるから……」
夜斗「ここが出口の扉さ」
空「やった!解けた!」
空「けど、よく見ると微妙に色が違うよ」
夜斗「そうだな、とりあえず出るぞ」
空「うん!」
空「…………」
空「そういえばドアノブ付いてなくない?」
夜斗「はあ〜お前は自分が気づいたことも忘れたのか……」
夜斗「"開け方"で普通が"押し引きなら"……」
夜斗「"横に動かせばいい"んだよ」
ガラガラ……(扉が開く音)
空「おお、そこまでだったんだね」
夜斗「たく、お前も記憶力がいいんだから少しは覚えろよ」
夜斗「でないとこういう時にダメになっちゃうぞ」
空「うるさいなぁ」
空「私はあんたとの時間を記憶する方がいいの」(ボソッ)
夜斗「えっと、ごめんまた聞き取れなかった。なんて言った?」
空「うっさいわねこの鈍感バカ!」
夜斗「は、はい?」
空「もういい!」
夜斗「え~俺なんかしたかなぁ」
おっす!第二話投稿できました。はじめの謎解きが入りましたね。夜斗くんの趣味や過去も出てきましたね。
過去は後々大切になるんで覚えてた方がいいかも?感想やアドバイスなど気軽に書き込んでください!
今回からキャラの情報を毎度載せていきます!
星園 空 ・年齢17
・優しく頭がよい 明るい性格。主人公、夜斗の幼馴染
・ ???
・ ???
音夢 夜斗・年齢17
・頭はいい、冷静で、空の幼馴染。軍オタで2次オタでもある
・小さい頃にイジメを受けていた
・???
童話のキャラ
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