2、推敲
ねらい
主人公のモデルを『森の石松』にしましたが、若い方はほとんど知らないことが判明しました。
つまり、なろうの読者のほとんどが知らないということです。
結果として、この作品でランキング入りは厳しそうです。
しかし、知っている人ならブックマークを入れたくなるほどの有名人ですから、少なくともゼロブレイクは確実と考えます。
そして、このような人たちはしっかりした作品を好む傾向にあると推測しています。
今回は三人称にも挑戦していますので、こういう人たちに評価がもらえる事は千金に値します。
『やってやろうじゃないの』そんな感じです。(笑)
それはともかく、知っている人に納得してもらえる話で、なおかつ知らなくても面白い話を目指しました。
題名
『異世界に落ちた渡世人』
一応、候補に上がった物を上げておきます。
『森の石松、異世界に立つ』『異世界に来た渡世人』『森の石松、異世界殴り込み』『異世界の渡世人、任侠旅ガラス』『渡世人と魔法騎士団』『異世界に渡った渡世人』
落ちたという言葉を使ったのは、這い上がり日本に帰えろうとする主人公のイメージです。
あらすじ
ここまでが、小説を読もうで開示される部分です。
つまり、第一話を読んでもらえるかどうかの瀬戸際となります。
ここは簡潔明瞭である事が必要です。
だらだらと長いのは、まとめる力がないと白状しているようなものですから。
また、内容ばかりでなく、雰囲気にも気を使っています。
何度も言葉を入れ替えて読みやすくしました。
仁義とその説明を入れていましたが、説教臭く感じたのでやめました。
異世界で何をしたのか、実質的なあらすじは削除しました。
清水港の親分子分だけで、よけいな物はいらないという判断です。
雰囲気も時代劇ふうに、ちょっと硬い感じでまとめてみました。
これが吉と出るか凶と出るかは分かりません。
アクセス数で判断します。
例、(PV100、ユニークアクセス70、ブックマーク1)
70人があらすじを見て、その中の30人が第一話まで読み、ブックマークが1人となります。
これが現実なら低すぎます。
即行で、あらすじの書き換えですね。
どんなに頑張って書いても、駄目なものは駄目なのです。
大きな勘違いをしているのか、空気が読めていないのか、ともかくやり直しです。
第一話目標
目標は、ブックマークを入れたくなる話です。
話は始まったばかりですから、次話を期待させることが出来るかどうか。
また、苦手な文書力も試されます。
読み進めるのに値する文章かどうか、厳しいチェックが入る場面です。
三人称の神様視点
異世界の神様にしたのは、日本を知らない方が面白そうだったからです。
心の声は入れていません。
入れると読者が感情移入しやすい気はしますが、必要な時以外は入れない方がいい様な気もするので、ここでは入れていません。
読者の視点
大きくベノムの街から、牢獄へ。
主人公の置かれた状況から、リリアへと移動する。
最後は第二話へのアプローチです。
これは、他の作品を読んでいて気が付いた事ですが、いきなり場面が変わってあれ?と思った事があったので、そのあたりを意識してみました。
冒頭の地の文
無くてもいいだろうと思って一度消したことがあったのですが、二話と三話に影響が出て戻したという経緯があります。
前置き無しに、いきなりベノム侯爵が出てきても困る感じです。
長いひとりごと
いくつも書いたプロローグの中から引用しました。
(プロローグは登場人物すべて書いています。 投稿はしませんが、キャラがしっかりするように思いますし、展開次第で使えます)
R指定をしない為にかたき討ちの件はカットしました。
(任侠の渡世人はかっこいい日本男子の原点のように思っていて、これを多くの人に伝えたいという野望があるのです(笑))
あまりに長いので地の文を挟みました。
(どの様な文を挟めばいいか、かなり悩みました)
時代は江戸末期から昭和初期、それを四百里や五十両、江戸などで表現してみました。
三十石船は有名な話なのでサービスです。
強調
リリアの話に入る前、幼いころから世話役として仕えているカレンその人に。
これは、倒置法(?)を使って場面が変わる事を強調してみました。
サブキャラ
サブキャラ筆頭のカレンがうまくいっていない事に気が付きました。
強気の紀香様がイメージなのに……。
年齢も、想定より上に見える気がします。
ワンクリックで投稿という、最終チェックで気が付いたために時間がなく、とりあえず最後の方、カレンの説明を数行入れて投稿となりました。
(後日修正します)
伝わらない事
リリアが一二歳だというのを入れてありますが、ついでのように書いたので、読み手の記憶に残っていない可能性が高いです。
これはルーラァでも経験した事ですが、書いてあるのに読み手には伝わっていない事があります。
必要な事は記憶に残るように書くか、形を変えて重複した方がいいと思われます。
他に注意している事
無駄な話をなくすことで、下書きの半分くらいになっています。
後は、二つの場面を入れています。
場面が一つなら二つの山場を作るようにしています。
場面を変えずに何話まで書けるかに挑戦した事もありましたが、さすがにブックマークは減りました。
話はテンポよく進む方がいいようです。
さて、ここからが本題です
大まかにはこんな感じですが、細かい修正は沢山しました。
文章の入れ替えや単語の入れ替え。
文末を、だにするのか、たにするのか。
文頭の、しかし、だが、もそうです。
ですが、ここでは何を修正したかより、全てを見直している事に注目してください。
評価が無かったころは書いてすぐに投稿していました。
しかし、それでは必ず読みづらい部分が出てきます。
たとえば文章を書く時ですが、変換場所で『、』や『。』を入れると書き易くなります。
つまり、書くリズムと読むリズムが違うので、文字になった瞬間から読みにくくなっているという事です。
素人なのですから下手なのは当たり前です。
でも、だからこそ推敲は大事だと思うのです。
実力のおよぶ限り、一言一句まで全て見直しています。
今後の方針
この作品の評価がどうなるのかは分かりませんが、私にとってはこれが最高作品です。
しかし、今現在という言葉が付きます。
全力で書き続けた後、読み返すと駄目なところがいくつも見えてきます。
これが成長だと思うので、見えてきたら修正します。
素人だという事に甘え、書き手の特権を乱用して何度でも書き直しです。
それに、最新話でさえ読まれない様な話を、わざわざ読み返す人はいません。
ましてや違いに気が付く人は皆無でしょう。
「改訂しないで、改訂版を出してください」
そういう羨ましい言葉が聞けるのは、累計ランキングに入ってからです。
総括
今は、じっとこらえて見直しを頑張りませんか?
同じ書き手として、共に成長していきたいと思っています。
目標は、読んでおもしろいと思われるような作品にする事。
目的は、そんな作品が作れるようになる事です。
いつの日か、リアル本が出せるほどの実力をつけたいですね。
おまけ
他力本願でも効果的な案を一つ紹介します。
『アルファーポリス』と『小説家になろう何でもランキング』のランキングタグの設置をお勧めします。
『アルファーポリス』の方はログイン登録をする必要はありますが、読者が違うのでアクセスが増えます。
これは時間別アクセス解析で確認したので間違いありません。
『小説家になろう何でもランキング』のほうは、普段はさほど効果は感じません。
しかし、ルーラァの時、第一章が終わってお休み中にブレイクしました。
ブレイクするタイミングが違うのだとすれば、一度で二度おいしい。(笑)
管理者の『めい様』も良い方ですので、安心してタグが付けられますよ。