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前言撤回・・・はできませんね。

あんまり話進んでません・・・。

早く進めたいのに・・・。

あと、手紙の書き方は気にしないでください(泣)



『ミラン・ブリス・アルフォード殿


 先日は、アルフォード家に大変お世話になった。故にここに感謝を示す。

 今後とも、我が国の発展に御助力願いたい。


 さてこの度は、我が宮殿にて舞踏会を行う事になった。

 我が娘、エレナの誕生パーティーでもあるため、献上品の持参を参加資格とする。

 パーティーには、家族全員で出席するように。


 PS:エレナの婿探しも兼ねているので、15~18歳の男児は、見栄えの良いよう着飾ってくるように。


                        ダグラス・ユーフェミア・レインゲート国王』







グシャッ







フランの父親、ミランの部屋で、紙を潰す音が聞こえた。


「ど、どうしたんだ?フラン。

 国王からの大切な書簡をグシャグシャに丸めるなんて・・・。」


今この部屋には、ミラン、エヴァン、メイシャ、フランの四人が集まっている。


理由は、上記のような国王からの書簡が届き、その舞踏会に出席する準備(服、献上品など)をさせるためだったはずだ。


この申し出は、フランを社交界に出そうと考えていた矢先のことだったので、ミランは丁度いいと思い、参加する旨を綴った書簡を既に出していた。


まあ息子・娘のあの容姿を、周りの糞貴族共に自慢してやりたいという気持ちも無かったわけではないが。


美味しい料理も沢山食べれるし、息子・娘の生涯の伴侶を探す場所にもなるだろうし、何より彼らが喜んで引き受けるだろうと、安直に考えていた。


そこで、準備のため数日前に息子たちに言ったのだが・・・・・・







長男と長女はとても嬉しそうなのだが・・・・・・







次男だけがとても不満そうだった。


書簡をゴミクズのように丸める、という行動で示すほどに・・・。







今も、何か言いたそうな顔をして、ミランを睨んでいる。


「どうしたんだ?」


「なぜ、俺が舞踏会なんて面倒な事に参加しないといけないのですか。」


そこには、静かな怒りがあった。


「国王からの命令だから、断れないだろう?」


「エヴァン兄さんとメイシャだけ連れて行けばいいでしょう・・・。」


「書簡には、家族全員でと書いてある。

 もちろん、息子が二人だということは国王も知っている。」


「ならば、俺は病にかかって寝込んでいるとか言って欠席させてくれればいいのに・・・。」







「フランッ!!」


「!!」


いつまでもグダグダと文句を言っているフランに、ミランは声を張り上げた。






「これは私、ミラン・ブリス・アルフォードからの命令だ。」


今までとは違う、迫力のある声に圧倒され、フランは姿勢を正した。


「国王主催の舞踏会に参加せよ。」


「・・・・・・・はっ。」


少し間を空けたあと、静かに、偉大な父に対して敬礼をした。









それからはとても忙しかった。


新しい衣装を作るため採寸したり、どんな服にするか決めたり・・・。







一番時間がかかったのは、献上品を選ぶ事だった。


父様が、姫様には宝石がいいだろうという事で、宝石商を呼び寄せて選ぶことになったからだ。






(うわっ・・・なんか面倒なことになてきたなぁ・・・


 今からさっきの返事取り消せないかなぁ~・・・)





そんなことを考えつつも献上品を選ぶ。


エヴァンは大きな翡翠のネックレス、メイシャはアメジストの指輪を既に選んでいた。







フランは、というと


(ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な・か・み・さ・ま・の・い・う・と・お・りっ!)


で黒真珠と琥珀で出来た髪飾りを選んだ。


***


そんなこんな(?)で舞踏会当日。


快晴の中アルフォード一家は、王宮へ行くため馬車に乗った。




(あぁ~何か嫌な予感するんだけど・・・)


馬車は、そんな嫌な予兆を無視して走る。


憂鬱なフランの気持ちを乗せて―――。

はい!お父さんの本気には弱いフランでした(笑)

あと・・・フラン・・・女の子への贈り物を、それで選ばないで!!本気で。

ちなみに「どちらにしようかな―――」は地域で違うんですよね。びっくりです。


さあ次回は、お姫様エレナ登場です!!・・・多分・・・。

あれ?・・・この人ヒロイン候補?作者もわかりません(笑)

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