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ストーカーと、性別交換してみました。

女体化、男体化ではありません。

「『ストーカーと、性別交換してみました。』じゃねぇぇえええええええ!!」


読者の皆様、始まって早々叫んですいませんでした。

でもさ、題名からして俺、最大の危機があるのではないでしょうか。

お分かりですか?女体化でないということは、あれですよ、頭文字が「じょ」の、最近何かお姉さまの間で人気(?)である、あれです、お分かりいただけました?

あ、解らない?俺の説明が悪かった、ごめん。

はっきり言えば、「女装男子」or「男装女子」の話ですよね?今回。

正直、全くノリ気じゃないよ、いや寧ろこの話事態がノリ気じゃないよ。


「あの、美弥くん?もう本編始まってますよ?」


「知ってるよ!だから読者様に愚痴らせてもらってるんだろうが!!」


「愚痴ってる暇があったら話を進めましょうか」


「初めてだ、望月に冷静に突っ込みいれられたのは」







「美弥くん!今日はイメチェンしてみませんか?」


序文と言う名の、愚痴を終えた(強制終了させられた)俺は、20分程度の休み時間に望月に言い寄られた。

いきなりなんだと言うんだ、俺はそんなのやる気はないぞ。


「何で」


「何で、って、今回はそれがテーマですから!」


「俺が言える立場ではないのだが、そろそろメタ発言を禁止にしてはどうだろう」


「では、着てくれるのですね!」


「誰もんなこた言ってねぇ!てか、何をだ」


「こちらです!」、と言って来た時から持っていた紙袋から一着、服を広げてみせた。

それは望月が着ているものと同じだった。


「これ、女子の制服…?」


「はいっ」


そんなに明るく答えるな、最初からヘコんでいた俺が馬鹿みたいになるだろうが。


「これを…、おれが…」


「着るんですっ♪」


ふっ…、俺そんなにメンタル強くないんだぜ?早くも心が折れそうだ。

思わず立ちくらみがくるほどショックだった。

でもな、望月、お前は最大の欠点を持っている…、それは…。


「此処は教室であり、こんなところで着替えられるわけがないのだ!はーっはっはっは!」


「あ、それは問題ありません、此方へ」


予想外な余裕の顔に少し驚きつつ、望月に手を引かれながら俺は自分の教室を後にした。





「ちょ、おい、何処行くんだっての!」


手を引かれてから、渡り廊下を渡り、西校舎へと移動していた。

もう此処らへんまで来れば人通りは少なくなっているんだけれどな。

それでも納得しないのか、望月はどんどんと奥へ進んでいく。

それから数秒後、俺と望月はある部屋へと来ていた。


「おい、此処何処だ?」


「秘密のお部屋ですっ」


ふふっ、と笑う望月を横目に見つつ、俺は目の前の扉をまじまじと見た。

まぁ、いたって普通の扉だったけどな。

「秘密のお部屋」と言われたその部屋を開け、望月は中へと入って行った。

それに続き、俺も中に入った。

中はこれまたいたって普通、と言えば普通だが、何か秘書の部屋みたいな感じ。

部屋のテーマ(?)みたいなものは、シックって感じで、最初から作られていたかのように家具が置いてあった。

家具の殆どが茶色を主としたもので、大人びた雰囲気を醸し出している。

正直言って、俺には合わないな。


「なぁこれ、どうしたんだよ?」


「お父さんに、作ってもらったんです」


「父さん?」


一般生徒の父に頼んだだけで、こんな部屋を作ってもらえるものなのか?

そんなら、俺の父さんにも…、いや、絶対無理だな。

俺の父さんは、へタレで弱腰だし。

一般に出来ないとなると、望月の家は豪邸なのか?見た目も、清楚なお嬢様、って感じだしな。

趣味のストーカーを除けば、完璧なのに。


「作ってもらったって、お前の家、金持ちなのか?」


「金持ち、と言うか、此処の学園の理事長の娘なんです、私」


こちらを目線を向けながらにこりと笑う。

そして、服を脱ぎだす。

あぁ、そう言えば、目的はイメチェンだったっけか。

そう自分でも納得すると、俺も不本意ながらも服を脱ぎ、着替え始めた。

服脱いだって言っても、二人とも下に体操着を着ているからな?勘違いすんなよ?

それにしても、望月って理事長の娘だったんだ、だからこんな凄い部屋を作ってもらえた、ってわけか。

凄いな、父とは言え、手駒に出来ちゃうなんて。

望月から借りた女子制服(望月のじゃないぞ!多分)を着て、リボンを結んだ時、ハッと気が付いた。


「え!?お前、理事長の娘!?」


遅い、何て言わないでくれ、色々ありすぎて、反応に遅れただけだ!

おそらく自分で持ってきた、男子制服を着終えた望月は脱いだ服を畳みながらきょとっとした目で此方を見た。


「そう、ですよ…?言ってなかったでしたっけ?」


「聞いてねぇよ!だからこんな部屋を作ってもらったのか…、…?、てか、何でこんな部屋作ってもらったんだよ」


二人して共通の部活とか、入ってないんだし、いらなくね?


「あの、部活、とまではいかないのですが、私たち、クラス違うでしょう?だから、余りあえないので…共通の部屋があれば今より会えることがあるかなーって」


いや、今と変わらないだろ。

会えないって言ったって、授業だけだろ、休み時間になるたびに教室に乗り込んでくるくせに。


「だから、これから放課後は此処に集合!でいいですよね!」


いくねぇ。





こうして、無理矢理入部(?)させられた俺は、毎日放課後、この俺には合わない部屋へ集まれと言う命令を下されてしまった。

ん?あれ?今回の話しって、イメチェンの話だったはずじゃ…、俺ら、着替えただけだったんだけど!

何これ!タイトル詐欺ってやつ?やべぇ、クレームしか来ないじゃないか。

とっ、とりあえずこの回は俺の中で黒歴史と変わってしまったので、此処で終了する!

こんなこと、もうしないようにしっかり作者に言いつけておかないとな。


翌日、望月のカバンの中を見たら、昨日の俺が女装した時の写真が入っていた。

とりあえず、燃やしておいた。

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