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詩 いつかこの暗い場所から出る時に思うこと

作者: 仲仁へび
掲載日:2026/03/31



 闇がまとわりつく

 光をはじいている

 外の世界になど出るなと

 この場所に永遠にいろと言っている


 かけがえのないものは全部

 ここにはないというのに


 栄養になるようなものなど

 ここにはまったくないというのに


 私を引き留めてやまない

 暗いものたち


 どんなに光が恋しくたって

 彼らには関係ないから

 勝手な事ばかりを

 大きな口でわめきたてている


 だから おそらく

 呪われた世界から

 いつか出る その時

 私は たぶん

 彼らを哀れむのだろう


 壊れきった鎖が縛り付ける

 指一本すら動かせない

 弱い自分だと思いたいけれど

 動かなかった時間は軽くなくて

 

 大切なものは全部

 この場所にはないというのに


 心に刻みつけるようなものは微塵も

 ここにはないというのに


 歩く私を引き留めてやまない

 邪悪なものたち


 どんなに光が愛しくたって

 彼らには関係ないから

 大きな口で自分事ばかりを

 大きな声でわめきたてている


 だから きっと

 壊れきった世界から出る

 いつかの その時に

 哀れすぎる 彼らの救済を

 少しでもと望んでしまうのだろう



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