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敗北勇者は自分の弟子の弟子になる  作者: 立川 狂太郎
第1章 出会い
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第二話 再会

読んでいただきありがとうございます。レビュー・感想ありましたらよろしくお願いします。

思わず口にしてしまった。目の前にいる彼女は驚いた表情をしている。

 「どうして私の名前を?」


 垣嶺は1回目の転生時の時にあの女神は言っていたことを思い出した。

 

 (転生を行う際に守ってほしいルールがあります。まず1つ目は自身が転生者であると周囲にばれないようにすること、2つ目は前世において知りえた情報・技術を他者に教えないこと、3つ目は自殺を図ること、4つ目は…)

 

 もはや何個あったかも定かじゃないがとりあえず前世でルイーナが俺の弟子であった事はバレちゃいけない。首をかしげて俺の返答を待つ赤毛・赤い瞳を持つ彼女に何と答えようか…ってなんか俺の体小さくね…ってかなんか俺の声幼くね…俺の手小っちゃくね…

 ((マジかよー!、えっ推定年齢10歳くらいからやり直しなんですかー!聞いてない、じゃああのきつかった訓練の日々も今まで築き上げてきた俺の実力も全てパーなのか。あの女神っ!絶対に許さない、絶対に許さないからなー!))


 「あのー、そろそろ答えて欲しいかな…」


 しまったいろんなことがショックすぎて答える言い訳考えてなかった。どうしようか…


 「ふごぉぉぉ!」


 後ろのほうで何か叫びが聞こえた。振り返ってみるとそこにはオークの群れがいた。

 ((なんだオークかよ。驚かせやがって。まぁオークぐらいちょちょいのチョイですよ。前世では一応勇者だぞ。魔法一発で消し飛ばしてくれるわ!))

 「ファイアーボール」

 と手を伸ばして魔法を詠唱しオークの群れが…消し飛んでいて欲しかった。手の先からはマッチのほうが火力あるんじゃ位の弱弱しい火が灯っていた。

 ((魔力もリセットかよっ!ちょっと理不尽過ぎない))


 「ファイアーボール」

 後ろから声が聞こえた瞬間であった。目の前にいたはずのオークたちが消し飛んだしまった。


 「ふぅ、クエスト達成っと。とりあえず事情は後で聞くことにしよう。一緒に街に戻ろっか。」


 そういう彼女の口元はうっすらと笑みがこぼれていた。

 「はい」

 俺はこう答えるしかなかった。

 

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