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脳出血後のリハビリ習作・400字詰め原稿用紙1枚で何が書けるか(47)

作者: 樹カナタ

脳出血後の失語症状リハビリとして、400字詰め原稿用紙(+α)に手書きしていたものです。

恥ずかしいミスがあってもそのままテキスト化しているので、誤字脱字やオチ不明等はご容赦を。

リハビリは現在も継続中です。


2020年 2月14日 

※三題: バレンタインデー、帯、古代


『宇宙バレンタインデーの悲劇』


 宇宙バレンタインデーという風習が外宇宙に渡ってから、すでに3世紀が過ぎていた。

「しかし、わからんな。どうして、宇宙船のエンジンルームでチョコを貰うんだ? そして、拒否するんだ?」

 宇宙船に初めて配属された新人航宙士Aは、『女性型ロボットからチョコを貰い、拒否する』ミッションを任されていた。

 Aは古代の風習に興味などなかったが、貴重なチョコを拒否する理由に興味はあった。だから、極秘案件だと分かってはいたが、バレンタインデーの日までに調べることにした。

 ……そして、後悔した。

「そういうことだったのか」

 宇宙バレンタインデーとは、元々はバン・アレン帯で二月十四日に殺された宇宙飛行士の死を悼むためのものったのだ。

 そんな悲恋を知ってしまうと、喜劇に変えてみたくなったAだった。

 

 そして、Aは死んだ。

 女性ロボットから受け取ったチョコを、死んだ宇宙飛行士の代わりに食べただった。

 バン・アレン帯での事件が宇宙飛行士に対してのテロ(毒殺)だと知らなかったAの、最初で最後のミスだった。

 

(終わり)


脳出血後の失語症状リハビリとして、400字詰め原稿用紙(+α)に手書きしていたものです。

恥ずかしいミスがあってもそのままテキスト化しているので、誤字脱字やオチ不明等はご容赦を。

リハビリは現在も継続中です。


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