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エピローグ






 『今日は来てくれてありがとーー!』




 「麗美ー!」




 『うわ!みり…ビックリするから飛び付いてこないでよ~』




 「えへへごめん!」





 キャーパチパチパチパチ





 今日は五周年を迎えた記念すべき私たちのライブ。


色々困難もあったけどこの7人だからこそ乗り越えられた。メインステージへと、幼馴染みで昔から一緒のみりと向かう。




 「危ない!」




 世界がスローモーションに写った気がした。目の前には、みりにキラリと輝く刃物を振り下ろそうとしてる黒ずくめの人。



 前から怖がってたストーカー?そんなことどうでもいい。


 私を救ってくれたみりが助かるなら…!そう思い必死に黒い人とみりの間に入る





 「れみ!」



 「れみちゃん!!」





 悲鳴が聞こえる。みりの声も皆とファンのみんなの悲鳴も。


 不思議と痛みは感じなくて、



 『あり…がと…』



 と泣いてるみんなの顔を見ながら言う。こんなところで死にたくなかったなぁ……そう思いながらも重くなる瞼には逆らえず目を閉じた。





 『ん?』





 何かざわざわと聞こえる…もしかして助かった…?


 目を開けながら顔をあげると見覚えのない場所に、キラキラと上から光を届ける大きなシャンデリア。向こうには沢山の食べ物と、ふわふわ浮かぶきれいな丸いもの。





 『私…』





 「おい!クロエ!お前に言いたいことがある!お前との婚約を破棄する!!」




 『…』





 クロエ…って誰?ってかここどこよ…疑問しか出てこないまま顔を動かさないようにしながらも周りを見渡す。




 (え?わたくしの体…どうなってるの?何で声に出せないの?…何故?)






 何故か体の中から声が聞こえる…私…どうなってるんですか…!?




 

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