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休日と居酒屋

作者: 山狐

休日の昼

駅前の繁華街は多くの人で溢れている。

久しぶりの休みを楽しもうと、こんな時間から酒を飲んだ俺は体のダルさを無視しながら路地を進む。

パチンコ屋の裏路地。

換金の窓口が何とも言えない怪しさをまとっている。

ふらふらと歩みを進めながら、なんとなく店を探す。

行きつけの店も有るが、日の高い時間には開いていない。

酒が飲めれば何でも良かった。

しかし、ぼんやりした頭でなんとなく店を選ぶ。

チェーンの中華料理店の隣に小さな居酒屋を発見。

店の壁のメニューを見るが、心がときめかない。

3歩戻って中華料理店。

考える。

まとまらない。

スマホを取り出し、イヤホンをつける。

また歩き出す。

気持ちを落ち着かせる。

今食べたいものは何だろう?

……

いくらか歩いた先に昼からやってる居酒屋発見。

ここでいいや。

店に入る。

イヤホンで店員の声がほとんど聞こえない。

とりあえず、店員の後に続きながらイヤホンを外す。

席に座り、メニューを見る。

お冷やを飲みながらつまみを決める。

だし巻き卵、なめろう、刺身5点盛り、唐揚げ。

酒は……ハイボールでいいや。

店員に注文する。

酒が来るまでお冷やでつなぐ。

ハイボールと一緒にお通しが来て、頼んだ料理が次々並ぶ。

ちょっと眠い。

たまの休みのお昼過ぎ。

明日には忘れる料理と酒。

ほんの一時の安らぎ。

気持ちよく酔っ払った男が1人。

俺の休日。

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