そうして、世界は滅んだ。
(また書き換え忘れてるよ……)
明日は終業式。従って、今日は最後の授業だ。多分そうだ、と黒板に白いチョークで書いてある日付けを確認したところ、まだ昨日の日付けのままだったことに気付く。
こう見えて僕は几帳面だ。きっとそうだ。友達や先生は口を揃えてもっとまわりを見なさい、って言うけど、僕はきっと几帳面だ。そうに違いない。
なので、僕は黒板消しでチョークの線を消し、白いチョークで「12月22日(土)」、と書く。
今日は土曜日だけど、うちのクラスだけ授業がある。
インフルエンザでの学校閉鎖の弊害だ。
しかもうちのクラスがまず学級閉鎖で3日、その学級閉鎖が終わったかと思えば今度は学年閉鎖、次いで学校閉鎖と、合計で半月ほど休みになった。
うちのクラスが授業数がたりなくなるのも仕方がない。
って。あ! 終業式明日じゃなくて明後日だった!
でも、特に問題なし。いいかい、落ち着け僕。もうすぐ4時間目が始まってしまう。
きーんこーんかーん、きーんこーんかーんこーぉ……。
チャイムと同時に先生が入って来た。
そして、今日地球が滅ぶのよ! と声高にクラスの女の子に演説している菱川さんに注意する。
ここ銘月中学校は比較的平和で、不良なんかいないし、はては男女の誰かがつきあっている、という噂も一切聞かない。うーん、平和すぎるのかなぁ?
「えー、それでは、今から数学の授業を始める。起立、礼、着席」
教科書を開く。
相似はもう飽きた。しかし授業は受けなければならない。
「えー、それでは、この
問題、……明野! 解いてみろ」
指名された明野くんはすらすらと答えを書いて、自席に戻った。
「正解」
ちぇー、もう面白くないや。予習もやりつくしちゃったし。暇だなー。
ふとなにげなく窓のそ
流石に当日に投稿して無量大数が一にでも世界が滅んだらシャレにならないので、一日ずらしての投稿です。
別に、当日になって「ア、ヤベ、地球滅びんの今日じゃん、間違って22日に予約投稿しちゃったよ~」とか思ったりしてません。
世界が滅ぶっていうのはこんな感じでしょうかね?
滅ばなくってよかったです。
(9/23、日曜日、書いたものを予約投稿いたしました)
なお、年明けには僕の最新作(の予告編……というか冒頭お試し版)を予約投稿しています。